“コーヒーの飲み過ぎ”で気持ち悪い!吐き気・下痢・腹痛の理由は?貧血のリスクも

更新日:2022-08-26 | 公開日:2020-04-01
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“コーヒーの飲み過ぎ”で気持ち悪い!吐き気・下痢・腹痛の理由は?貧血のリスクも

愛飲者も多く、日常的に親しまれているコーヒー。
一息つきたいときや朝の1杯に欠かせない方も多いのではないでしょうか?
しかし、飲み過ぎによる体への影響も心配されています。

「一日の適量は?」
「飲み過ぎで病気になることもあるの?」
といったさまざまな疑問に、栄養士がお答えします。

監修者
神原 李奈 先生

株式会社Luce
栄養士・食育栄養インストラクター

神原 李奈先生

経歴

株式会社Luce・健康検定協会 所属
CA(客室乗務員)の仕事をきっかけに、健康と食の強い結びつきを実感し、食の世界に興味を持つ。大手料理教室の講師の経験を経て、栄養士を目指すことに。栄養士免許を取得後の現在は、現役CAとして世界中を飛び回りながら、栄養士として健康や食に関する情報を発信している。

その症状、“コーヒーの飲みすぎ”のせいかも

専門家女性

コーヒーを飲みすぎると、カフェインの過剰摂取となり、

  1. 下痢になる
  2. 気持ち悪い
  3. お腹が痛い
  4. 足がつる

といった体の不調が出ることがあります。

不調① 下痢になる

カフェインを過剰に摂取すると、自律神経が乱れて胃腸の働きが活発になり、下痢になることあります。

不調② 気持ち悪い

カフェインには胃液分泌を促進する働きがあります。
過剰に摂取すると胃液や胃酸が必要以上に分泌されるため、気持ち悪くなってしまいます。

不調③ お腹が痛い

カフェインによって胃酸の分泌量増えると、胃の中が荒れて胃痛を起こすことがあります。
また、ポリフェノールの一種である「タンニン」という成分が腸の粘膜を刺激して、痛みを引き起こすこともあります。

不調④ 足がつる

コーヒーの利尿作用により体内の水分量が減るため、コーヒーを飲みすぎると足がつる可能性があります。

中枢神経に異常をきたすことも…

専門家女性
コーヒーを飲み過ぎると、中枢神経に過剰な刺激を与える場合もあります。

中枢神経とは脳や脊髄にある神経で、体への司令に関わっています。
中枢神経に異常が起こると、

  • 心拍数の増加、動悸
  • 興奮
  • イライラ感、不安感
  • 頭痛、めまい
  • 震え
  • 不眠

などの不調が現れやすくなります。

コーヒーは1日3杯が目安

専門家女性
カナダ保健省では健康な成人において、一日のカフェイン摂取量は最大400 mgまで、コーヒーに換算するとマグカップ(237 ml入り)で約3杯までとしています。

日本ではカフェインの一日摂取許容量は設定されていないことから、一日当たりのコーヒー摂取量は決まっていませんが、マグカップ約3杯までを参考にすると良いでしょう。

特に、妊婦さんは飲みすぎに要注意!

WHO(世界保健機構)によると、妊婦は300mg/日(コーヒー2杯程度)までにするよう発信されています。
妊婦さんが過剰摂取した場合、低体重児の出産・早産・死産に繋がる可能性もありますので、注意が必要です。

カフェインレスコーヒーなら…多めに飲んでも大丈夫?

専門家女性
カフェインレスコーヒーにもわずかにカフェインは含まれているので、飲みすぎには注意してください

なお、カフェインの感受性は個人差があるので、人によっては飲みすぎにより何らかの症状が出る場合があります。

不調を感じたら、コーヒーはストップ!

専門家女性
摂取量の目安に関わらず、不調を感じたらコーヒーを飲むのをやめてください。

また、水を飲んでカフェインの血中濃度を下げましょう。
症状がひどい場合は、内科を受診してください。

カフェインを含むエナジードリンクを大量に飲んだことで、カフェインの過剰摂取となり、死亡したという報告があります。
このことから、コーヒーを飲みすぎた場合、死につながる可能がゼロとは言い切れません。

内科を探す

“コーヒーの飲みすぎ”が続くと…

腹痛

専門家女性

コーヒーの飲みすぎが続くと

  • 肌荒れ
  • 口臭
  • 腹痛
  • 貧血

などの悪影響を及ぼす可能性があります。

悪影響① 肌荒れ

カフェインの覚醒作用によって睡眠の量や質が下がり、肌荒れを引き起こすことがあります。

悪影響② 口臭

コーヒーが口腔内環境を変化させ、口臭の原因となることがあります。

悪影響③ 腹痛

過敏性腸症候群の人は、コーヒーを飲むことで腸が刺激されて、腹痛が起こることがあります。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの人は、カフェインが腸を刺激し、血便を起こすこともあります。

悪影響④ 貧血

コーヒーに含まれるタンニンは鉄の吸収を阻害するため、貧血を招く可能性があります。

さらに「病気」の発症リスクを上げるケースも

専門家女性

コーヒーを飲みすぎることで、

  • 高血圧
  • 骨粗しょう症

など病気の発症リスクが上がる可能性があります。

◆高血圧
肝臓の機能が低下している人が、長期間コーヒーを過剰摂取しつづけると、高血圧のリスクが上がる可能性があると言われています。

◆骨粗しょう症
カルシウムの摂取量が少ない人は、カフェインの利尿作用によるカルシウムの排泄促進により、骨粗しょう症になる恐れもあります。

腎臓機能が低下している人は要注意!

コーヒーにはカリウムが含まれています。
健康な人がコーヒーを飲む分には大丈夫ですが、腎臓の機能が低下している場合は負担が大きくなるでしょう。
特にインスタントコーヒーはカリウムが多いので、気を付けてください。

コーヒーが「膵臓癌のリスクを高める」って本当?

専門家女性
コーヒーと膵がんの関係は、まだはっきりとされていません。
コーヒーの摂取量によって、膵がんのリスクが高くなる、あるいは低くなるというエビデンスは認められていません。

過去に、コーヒーは膵がんのリスクを増加させるという研究結果が発表されましたが、その後の研究では必ずしも同様の結果が得られていないようです。

※記事中の「病院」は、クリニック、診療所などの総称として使用しています。

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