なぜ?耳鳴りが止まらない!【キーン・ブーン】病院受診の目安も

更新日:2023-03-01 | 公開日:2020-06-12
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なぜ?耳鳴りが止まらない!【キーン・ブーン】病院受診の目安も

「耳鳴りが止まらないのはなぜ…?」

ストレスや疲れの場合もありますが、「今すぐ治療を受けるべき」ケースもあります。
放置すると隠れた病気を見逃してしまうリスクもあるので、「当てはまる症状がでていないか」、チェックください。

監修者
瀬尾 達 先生

瀬尾クリニック
院長

瀬尾 達先生

経歴

大正時代祖父の代から続く耳鼻咽喉科専門医。クリニックでの診療のほか、京都大学医学部はじめ多くの大学での講義を担当。マスコミ、テレビ出演多数。
平成12年瀬尾クリニック開設し、院長、理事長。
京都大学医学部講師、兵庫医科大学講師、大阪歯科大学講師を兼任。京都大学医学部大学院修了。

耳鳴りが止まらない原因

耳鳴りが止まらなくて困っています…。
女性
医師男性

耳鳴りが続く主な原因として、

  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 過労
  • 騒音
  • 高血圧
  • 遺物混入
  • 耳垢つまり
  • 薬の副作用

が考えられます。

思い当たる原因はありますか?
心当たりがある場合は、その原因を取り除くことで、耳鳴りも治まると考えられます。

しかし、耳鳴りの陰には、すぐに治療すべき病気が潜んでいる可能性もあるので注意が必要です。

耳鳴りの症状を伴う病気

特に、耳鳴りの他に「めまい」「耳が聞こえにくい」といった症状がある場合は要注意。早期治療が必要なケースも多いです。

医師男性

耳鳴りが止まらない症状がある場合、

  1. メニエール病
  2. 突発性難聴
  3. 聴神経腫瘍
  4. 老人性難聴
  5. 更年期障害

の可能性があります。

ケース1.メニエール病

医師男性
いきなり回転性のめまい(※)が繰り返し起こる病気です。

めまいは数分から数時間続きます。ブーンという低音の耳鳴りを起こします。

メニエール病は、内耳の中のリンパ液が、過剰に溜まってしまうことで起こります。

※回転性めまい
自分や周囲のものが回転しているように感じるめまいのこと。

<症状の特徴>

  • 激しいめまい難聴
  • 耳鳴り耳の閉塞感吐き気嘔吐なども起こすこともある


<発症しやすい人>

  • 30代から50代の女性
  • ストレスを抱えている
  • 不規則な生活をしている
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ケース2. 突発性難聴

医師男性
突然、片耳もしくは両耳が聞こえにくくなる病気です。

音の振動を感じ取り、それを脳に伝える細胞(有毛細胞)が壊れてしまうことで起こります。その原因ははっきりとしていませんが、ストレスや睡眠不足、疲労がたまっていると発症しやすいと言われています。

症状が出たら、1週間以内(可能ならば48時間以内)に病院を受診しましょう。完治しない確率が上がります。

<症状の特徴>

  • 突然、音が聞こえにくなる
  • 高音が聞こえにくいと、キーンという耳鳴りがある
  • 低音が聞こえにくいと、ブーン・ボー・ジーという耳鳴りがある

その他、めまいや吐き気、耳の閉塞感が生じることもあります。


<発症しやすい人>

  • 40代から60代に多い
  • ストレスを抱えている
  • 疲労がたまっている

※突然でなく、少しずつ聞こえなくなる場合は、突発性難聴ではありません。

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ケース3.聴神経腫瘍

医師男性
耳の奥に良性の腫瘍ができる病気です。

原因はまだ明らかにされていませんが、遺伝的要因もあると言われています。
腫瘍が大きくなると、顔のしびれやゆがみを起こすこともあります。

<症状の特徴>

  • 耳鳴り(キーンが多い、ザー・ゴー・シューの場合も)
  • めまい
  • 耳が聞こえにくい


<発症しやすい人>

  • 40代から50代に多い
  • 男性よりも女性の方がかかりやすい

ケース4.老人性難聴

医師男性
加齢により脳や内耳の機能が低下することで起こる聴覚障害です。

音が聞き取りにくくなり、キーンという高音の耳鳴りが起こります。両方の耳に症状があらわれます。

<症状の特徴>

  • キーンという高音の耳鳴り
  • 音が聞き取りにくくなる
  • 両方の耳に症状が出る


<発症しやすい人>

  • 高齢者に多い

ケース5.更年期障害

医師男性
閉経後の女性ホルモンの分泌低下によって起こる様々な心身の不調の総称が「更年期障害」です。キーンという耳鳴りの症状が出るケースもあります。

つらい更年期障害は、病院で治療をすることができます。
耳の症状がメインであれば耳鼻いんこう科に、耳以外にも症状がある場合は婦人科を受診するとよいでしょう。

婦人科を探す

<症状の特徴>

  • キーンという耳鳴り
  • めまい
  • 発汗
  • ほてり
  • 頭痛
  • 不安感
  • 疲労感
  • 肩こり
  • 腰痛 など


<発症しやすい人>

  • 40代半ばから50代半ばの女性

耳鼻いんこう科を受診する目安

耳が痛い

耳鳴りは誰にでも起こる可能性がある現象なので、病院に行くべきか判断するのが難しいですよね。

医師男性
特に次のいずれかに当てはまる場合は、早めに病院を受診しましょう。
  • 音が聞こえにくい
  • 耳鳴りが数時間続く
  • 毎日のように耳鳴りが続く
  • 片耳だけに耳鳴りが起こる
  • 他の症状(※)が出ている

※めまい・吐き気・意識障害・歩行障害など

耳鼻いんこう科を探す

耳鳴りを放置すると…

医師男性
「たかが耳鳴り」と放置していると、耳鳴りが慢性化したり、難聴が進行することがあります。

病気に気づかず、顔がしびれてきたり、体のバランスを保てなくなって歩行障害が起こることもあります。

日常生活に支障をきたす前に、早期受診しましょう。

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