「おしりの筋肉が痛い…」
「原因は何?」
おしりの筋肉が痛む症状について、お医者さんに聞きました。
考えられる病気や病院に行く目安も解説します。
おしりの筋肉が痛い…これはなぜ?
長時間おしりの筋肉に負担がかかるような姿勢をとったせいで、筋肉痛のような状態になっている可能性があります。
また、おしりの筋肉がこりかたまってしまうことで、神経を刺激して痛みが生じるケースもあります。
この痛みは大丈夫?病院行くべき?
痛みが一時的なもので繰り返すこともないようでしたら、特に心配しなくても大丈夫でしょう。
ただし、痛みが長期間続いたり、腫れ、しびれといった症状も併発していたりする場合は注意が必要です。医療機関を受診してください。
何科で受診すればいい?

おしりの筋肉が痛む場合は、整形外科を受診しましょう。
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考えられる2つの原因
おしりの筋肉の痛みは
が原因となっているケースが多いです。
それぞれ詳しく解説していきます。
原因① 梨状筋(りじょうきん)症候群
梨状筋(りじょうきん)症候群を発症し、お尻にある梨状筋によって坐骨神経が圧迫されることで、痛みが生じている可能性があります。
こんな症状、でていませんか?
梨状筋症候群は、長時間座る姿勢を繰り返すことによって梨状筋(※)が坐骨神経(※)を圧迫し、発症します。
梨状筋は柔らかく、通常は神経に負荷を与えにくいですが、長時間の圧迫などが原因となり固まってしまうと坐骨神経を圧迫してしまい負担をかけます。
(※)梨状筋(りじょうきん):骨盤中央の骨から股関節にかけて付いている筋肉
(※)坐骨(ざこつ)神経:腰から足にかけて伸びている神経
なりやすいのはこんな人
梨状筋症候群は、
- お尻に負荷がかかりやすい人
- 座り仕事の人
- 長時間の運転をする人
などに多くみられます。
自分でできる対処法
軽い症状であれば、安静にしていれば回復に向かいます。
痛みを感じるような姿勢を無理にしないようにしましょう。
安静にする期間は、症状によっても大きく異なります。まずは1ヶ月ほど安静にして、様子を見るとよいでしょう。
痛みが続く場合は整形外科へ!
数日経っても痛みが引かない、痛みが強いという場合は医療機関を受診しましょう。
「梨状筋症候群」は軽い段階で受診すれば、鎮痛剤やストレッチなどで改善が見込めます。
痛みを我慢して放置すると、手術が必要になることもあります。少しでも心配な症状がある場合には一度、医療機関を受診しましょう。
原因② 肉離れ
あまり使わない筋肉を急に使った際に肉離れになりやすいです。
肉離れは、筋肉に過剰な負荷がかかったことで生じます。
こんな症状、でていませんか?
なりやすいのはこんな人
肉離れは、
- 慣れない運動を急にした人
- 普段から運動をしていない人
などに多くみられます。
自分でできる対処法
軽度の肉離れであれば、通常はしばらく安静にすることで良くなっていきます。
肉離れの状態にもよりますが、1ヶ月ほど安静にするとよいでしょう
痛みが続く場合は整形外科へ!
生活に支障が出るほどの痛みや、回復がみられない場合は、医療機関を受診しましょう。
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