なぜ?ゲップが止まらない!止め方は?過度に出るのは病気のサイン?

公開日:2019-01-23 | 更新日:2020-05-29
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なぜ?ゲップが止まらない!止め方は?過度に出るのは病気のサイン?

人前で思わずゲップが出て、恥ずかしい思いをしたという経験はありませんか?
一般的に人前でのゲップはマナー違反とされているので、出そうだったけれど我慢した…という人も多いのでは?
ゲップが出るのは当たり前だから、「気にしない」という人もいると思いますが、ゲップが出る背景には、重大な病気が潜んでいる場合があります。

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監修者

荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

口から出るとゲップ、お尻から出るとおなら

ゲップの正体は、食事の際に、食べ物と一緒に飲み込んだ空気です。
食べ物と一緒に飲み込んだ空気は、胃や腸に向かいます。
胃に入った空気が、腸に向かわず、逆戻りして、口から出たものがゲップです。
胃を通過して、腸内で発生したガスと一緒になり、お尻から出るものがおならです

ふつう、胃の内容物は、食道へ逆流しません。
胃の手前にある、下部食道括約筋という筋肉が、内容物の逆流を防いでいるからです。
しかし、下部食道括約筋の働きがにぶくなったり、ゆるくなったりすると、逆流することがあります。

また、胃の運動・腹腔(ふくくう)内圧の亢進(※)や、胃の内容物の停滞なども、逆流の一因となると考えられています。

※亢進(こうしん):機能が高まること

炭酸水を飲むとゲップが出るのはなぜ?

炭酸飲料を飲むと、胃の中で炭酸と胃液が化学反応を起こして、二酸化炭素が充満します。
このような状態になると、ゲップも出やすくなります。

体質や飲み方などによっては、ゲップが出にくい人もいます。
また、ゲップとして口から出すことは少なくても、飲み込んだ空気を、おならとして、おしりから出しているケースもあります。

女性の方がゲップは出やすい…?

ゲップは、次のような原因で、出やすくなります。

  • 脂肪分を多く含む物・香辛料の取り過ぎている人
  • 早食い
  • 食べ過ぎなど

どちらかというと、男性の方が出やすい傾向にあるように思われますが、おのおのの体質にもよるため、一概には言えません。
しかし、かみしめ呑気(どんき)症候群(※)は、男女比が1:4で、女性のほうがずっと多いとされています。

※かみしめ呑気症候群:奥歯を食いしばることが多いと唾液がたまり、その唾液を飲み込む時に空気も一緒に飲み込み、ゲップが多くなる疾病

ゲップがよく出る6つの疾患

逆流性食道炎

  • 暴飲暴食
  • ストレス
  • 運動不足など

これらが原因で、胃酸の逆流を防ぐ機能に支障が生じ、食道へ胃酸が逆流すると起きます。

呑気症、空気嚥下症

唾液と一緒に空気を飲み込む量が増え、ゲップや腹部膨満感が起こる疾患です。
ストレスなど、精神的な要素が原因で、起こることが多くあります。

食道裂孔ヘルニア

横隔膜(胸部と腹部の間にある筋肉の膜)には、食道・大動脈・大静脈が通る穴が空いています。
食道が通る穴を「食道裂孔」と言いますが、そこから胃の一部が上の胸部に脱出している状態です。

胃潰瘍、十二指腸潰瘍

胃や十二指腸粘膜に、潰瘍ができる疾患です。
胃酸を含む、酸っぱい臭いを伴うゲップが出ます。

  • 胃酸過多
  • ピロリ菌
  • 非ステロイド性抗炎症薬など

これらが原因で発症します。

慢性胃炎

胃粘膜に慢性の炎症が生じる疾患です。

胃がん

胃粘膜が侵される上皮性悪性腫瘍で、日本人では、肺がんや大腸がんなどに次いで亡くなる率が高いがんです。
胃がんは、自覚症状が無いケースも多いため、要注意です。

発症すると、胃と腸を結ぶ通路が狭まり、空気や食べ物が腸へ送られにくくなります。
そうすると、胃内圧が上昇し、ゲップが出やすい状態になります。

ご紹介した病気の他にも、次のような疾病が考えられます。

  • 機能性ディスペプシア
  • 小腸内細菌過増殖症
  • 過敏性腸症候群
  • 乳糖不耐症など

ゲップを止めるコツはあるの?

①胸を張って、顎を引くと、一時的ですが、ゲップを止められます。
②食事の2時間後くらいに、床でゴロゴロ転がると、胃内の空気が出やすくなり、思わぬゲップを防ぐことができます。

治療が必要な時は内科・消化器科へ

原因によって、治療法はさまざまあります。
そのため、担当医と協力して、ゲップが続くときは原因を調べてもらい、症状に適した治療法を行いましょう。
何科を受診したらよいか、迷う場合には、まず内科・消化器科を受診し、胃・腸・食道などに、異常がないかを検査しましょう。

病気が潜んでいる可能性があるゲップには、次のような症状を伴う場合があります。

  • ゲップが長期にわたり頻回になる
  • 胸焼け
  • 吐き気
  • 胃痛・胃もたれなど

このような症状が続く場合には、我慢せずに、早めに医療機関を受診して、検査をしましょう。

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【参考文献】
消化管(食道・胃・腸)の症状と病気-アステラス製薬株式会社HP
https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/sp/digestive/


監修者

荒牧 竜太郎 先生

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荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

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