なぜ?打撲した頭や手足のしびれが取れない…これ大丈夫?病院は何科?

更新日:2022-08-31 | 公開日:2021-03-16
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なぜ?打撲した頭や手足のしびれが取れない…これ大丈夫?病院は何科?

打撲した部分がしびれる…。ずっと治らない…。

なぜ打撲でしびれが起こるのかを、お医者さんに聞きました。
重症化する可能性もあるため、「ただの打撲だから」と油断するのは禁物です。
病院を受診する目安をチェックしてみましょう。

監修者
河合 隆志 先生

フェリシティークリニック名古屋
医学博士

河合 隆志先生

経歴

’97慶應義塾大学理工学部卒業
’99同大学院修士課程修了
’06東京医科大学医学部卒業
’06三楽病院臨床研修医
’08三楽病院整形外科他勤務
’12東京医科歯科大学大学院博士課程修了
’13愛知医科大学学際的痛みセンター勤務
’15米国ペインマネジメント&アンチエイジングセンター他研修
’16フェリシティークリニック名古屋 開設

なぜ?打撲した部分がしびれる

医師男性
打撲したときの内出血がひどい場合、患部周辺の血管や神経が圧迫されて、しびれを感じることがあります。

しびれがとれない…病院に行くべき?

医師男性
次の状態になっているときは、早めに病院を受診してください。

病院へ行くべき症状

  • しびれが1週間以上続いている
  • 内出血している(患部やその周辺が青紫色になる)
  • 強い痛みがある(ほてりがある)
  • 頭部の打撲後、頭痛がどんどん悪化する
  • 吐き気や嘔吐を繰り返す
  • 歩行困難、言語障害、呼吸障害、視界障害などが起こる
  • 患部がどんどん腫れる
  • 筋肉を動かせる範囲が狭くなる、体が動かしにくくなる

何科を受診すればいい?

医師男性
打撲によってしびれがある場合は、まずは「整形外科」を受診してください。

※頭部、胸部、腹部を打撲した場合は、それぞれに適した診療科を受診することをおすすめします。

整形外科を探す

頭部の打撲の場合→「脳神経外科」へ

脳神経外科を探す

胸部の打撲→「内科、呼吸器内科、呼吸器外科」へ

内科を探す

腹部の打撲→「内科、消化器内科、消化器外科」へ

内科を探す

どんな治療を受けるの?

医師男性
病院では、検査・応急処置をしてから、症状に合わせて、お薬での治療・電気療法、リハビリテーションなどを行います。

① 検査による確認

病院ではまず、レントゲン検査、CT検査、MRI検査などを行います。
検査で骨折の有無、筋肉や筋の状態など、打撲した部分がどのような状態になっているかを確認します。
また、血液検査が行われる場合もあります。

② 打撲の応急処置

打撲は、初期段階での応急処置が重要です。応急処置として、次のことを行います。

  • 患部を冷やして、炎症や痛みを抑える
  • 包帯などで患部を固定(圧迫固定)して、腫れや内出血を予防する
  • 患部を心臓よりも高い位置にして、腫れや内出血を抑える

③ 症状に合わせた治療

症状に合わせて、次の治療を行います。

  • 鎮痛薬(内服、外用薬、注射)を用いた薬物治療
  • ストレッチ
  • 電気療法
  • 鍼治療
  • リハビリテーション など

外傷を伴う場合には、止血や縫合などの処置を行うケースもあります。

治療にはどのくらいの期間がかかる?

医師男性
打撲の症状が改善する期間の目安は、軽度の打撲で、1~2週間ほどです。

人それぞれで症状や状態が異なりますが、1~2週間ほどで症状が改善するケースが多いです。

改善まで長期化するケースも…

1~2週間経過しても、痛み・腫れ・内出血などの症状が改善せず、逆に悪化している場合は、重症化やほかの病気を併発しているおそれあります。そのため、治癒するまで長期化することがあります。

関節周りの打撲では、関節を動かすと損傷を受けた組織も動くため、ほかの部位の打撲よりも、痛み・腫れ・内出血が起こりやすいです。

出血が原因で、関節組織がくっつくなどして動かしにくくなると、治療期間が6か月以上必要になるケースもあります。

放置はNG!早めに病院へ

打撲 しびれ
医師男性

打撲によるしびれを、治療することなく放置した場合、

  • 骨折を見逃す
  • 骨挫傷を見逃す
  • 筋肉の壊死・神経症が起こる
  • 障害が残る
  • 頭部の深刻なダメージを見逃す

といったリスクがあります。

骨折を見逃す…

強い痛み、しびれ、腫れなどの症状がどんどん悪化していく場合は、打撲ではなく、骨折している恐れがあります。骨折を見逃すと、治療が遅れ、治癒に時間がかかってしまうことがあります。

骨挫傷を見逃す…

痛みが続いているのに放置していると、骨挫傷(強い衝撃により、骨内側に傷が生じている状態)を見逃してしまうことがあります。それにより、痛みが長期間続く場合があります。

筋肉の壊死・神経症が起こる…

打撲によって筋肉が損傷を受けて、内出血や腫れが重症化すると、血管が圧迫されて血行障害が起こります。
すると、筋肉が壊死する、神経障害が生じるなどの症状があらわれる「コンパートメント症候群」を併発する場合があります。

障害が残る…

首や背中を強打した場合、打撲による衝撃で首や背中にある神経を損傷することがあります。その状態を治療しないまま放置すると、手足の麻痺、しびれ、呼吸障害等の症状が残ってしまう恐れがあります。

頭部の深刻なダメージを見逃す…

頭部の打撲によって、しびれが起こっている場合、脳の損傷もしくは頭蓋内出血を起こしているおそれがあります。

頭蓋内の出血量が少ない場合は、目安となる意識障害などの症状が遅れて出たり、出なかったりすることがあります。
そのため、放置していると、脳内でじわじわと出血が続いていて脳を圧迫し続け、命に関わるような状態に陥るおそれがあります。

医師男性
「たかが打撲」と放置せず、気になる症状がある場合は、病院を受診しましょう。
病院を受診するときは、まず整形外科を受診してください。

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頭部の打撲の場合→「脳神経外科」へ

脳神経外科を探す

胸部の打撲→「内科、呼吸器内科、呼吸器外科」へ

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腹部の打撲→「内科、消化器内科、消化器外科」へ

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