脇の下に「柔らかい腫れ」…これ大丈夫?痛い/痛くない原因は?病院は何科?

更新日:2021-11-15 | 公開日:2021-03-26
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脇の下に「柔らかい腫れ」…これ大丈夫?痛い/痛くない原因は?病院は何科?

「脇の下に柔らかい腫れができた…」
「これってもしかして、病気?」

腫れの原因と医療機関は何科に行くべきかを、お医者さんに聞きました。

脇の下の痛みは、乳がんなど重い病気の可能性もあるので要注意です。


監修者

経歴

北里大学医学部卒業
横浜市立大学臨床研修医を経て、横浜市立大学形成外科入局
横浜市立大学病院 形成外科、藤沢湘南台病院 形成外科
横浜市立大学附属市民総合医療センター 形成外科
を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

脇の下に「柔らかい腫れ」ができた…!これ大丈夫?

生理前に腫れ始めて生理と共に消失する場合は、あまり心配いらないケースが多いです。
脇の下の柔らかい腫れは、女性ホルモンの影響によって生じることがあります。

生理周期に合わせて、ひきつれを感じたり感じなくなったりするケースもあります。

こんな症状は要注意

  • 生理周期に関係なく腫れている
  • 腫れが大きくなっている
  • 腫れ以外にも皮膚の症状が出ている

という場合は病気の可能性が高いので、皮膚科など医療機関で検査を受けてください。

医師女性
ただし、どのような場合でも自己判断するのは危険です。
脇の下に腫れが生じたら、一度医療機関で診てもらうことをおすすめします。

よくある3つの原因

医師女性

脇の下にできた柔らかい腫れは

  1.  リンパ節炎
  2.  脂肪腫
  3.  軟性線維腫(スキンタッグ)

が原因となっているケースが多いです。

原因① リンパ節炎

医師女性
風邪症状や倦怠感をあるときは、「リンパ節炎」を疑います。

風邪や生理前など免疫力が低下しているときに、感染症を起こしやすいです。
そのウイルスや細菌が脇の下にあるリンパ節に侵入し、わきの下のリンパ節が腫れたり痛みを生じたりします。
感染が起きたリンパ節部分の皮膚が赤くなり、熱を持つケースもあります。

腫れの特徴

  • 押すと痛い
  • 腫れて痛い
  • 赤くなって熱をもつことがある

自分でできる対処法は?

医師女性
リンパ節が腫れている場合、タオルなどで包んだ冷却材で患部を冷やしましょう。
冷やすと、炎症が生じている場所の腫れを抑え、リンパの流れも改善が期待できます。

冷やしても痛みが改善しない場合は、内科を受診しましょう。

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原因② 脂肪腫

医師女性
皮膚の下に脂肪細胞が増えてできた脂肪の塊(良性の腫瘍)が生じることで、腫れているように感じるケースがあります。

脂肪腫は、特に問題のない腫瘍です。1個だけできることもあれば、多数できることもあります。誰にでもできる可能性があります。

腫れの特徴

  • 表面は滑らかでコブのようになっている
  • 触ると痛みを感じる場合がある
  • 約7.5cm以内の大きさであることが多い(数mmから10cm以上と様々)

自分でできる対処法は?

医師女性
自分でできる対処法はありませんが、良性の腫瘍なので治療する必要も特にないです。

痛みが伴う場合や、腫れが気になる場合は、脂肪腫を手術で摘出することもできます。
皮膚科など医療機関を受診し、正しい治療や処置を受けましょう。

皮膚科を探す

原因③ 軟性線維腫(スキンタッグ)

医師女性
軟性繊維腫(スキンタッグ)はいわゆる“イボ”です。
大きくなると腫れのように感じるケースがあります。

原因はわかっておらず「紫外線の影響」「摩擦などの刺激」「老化」などが関係していると考えられています。

大きくなると洋服と絡まりやすくなり、剥がれて出血するケースもあります。

腫れの特徴

  • 特に痛みはない
  • 茶色っぽい
  • ドーム状に盛り上がっている
  • 周囲との境界ははっきりしている

自分でできる対処法は?

医師女性
良性なので気にならなければそのままで大丈夫です。
大きくならないよう、増えないように日光に当てないといった皮膚老化を避けましょう。

医療機関を受診する場合は、皮膚科・形成外科にいきましょう。

形成外科を探す

もしかして、乳がん?

医師女性
脇の下の柔らかい腫れは、まれに乳がんの可能性もあります。脇の下のリンパ節にがんが転移した可能性が高いです。

乳がんの特徴

  • 乳房にしこりができる
  • 乳房にただれやえくぼができる
  • 乳房の形が左右非対照になる
  • 乳頭から分泌物が出る
  • リンパ節に転移すると、脇の下に痛みのないしこりや腫れが生じる
  • リンパ節に転移ると発熱や寝汗などの全身症状が出る
  • 何もしていないのに体重が減少する(目安として、半年で5キロ以上)
  • 全身にかゆみや皮膚の発疹が現れる

乳がんは40歳代後半から発症しやすい?

医師女性
40歳代後半〜60歳代後半の女性がなりやすいです。男性でも発症することはあります。

女性ホルモンの一つであるエストロゲンが深く関わっているため、体内のエストロゲンが多い人は発症しやすいと言われています。
「エストロゲンを含む経口避妊薬を使用している人」「長期のホルモン補充療法を閉経後に受けている人」は注意しましょう。

乳がんを発症しやすい人

  • 更年期の人
  • 自分の親や子どもで乳がんになった血縁者がいる人
  • 初潮年齢が低い人
  • 閉経年齢が高い人
  • 初産年齢が高い人
  • 出産経験や授乳経験がない人
  • 大量にアルコールを摂取する人
  • 運動不足の人
  • 閉経後、肥満体形になった人

乳がんは何科?

医師女性
乳がんの疑いがある時は皮膚科乳腺外科で検査を受けましょう。
「問診」「触診」の後に、「マンモグラフィ」「乳房超音波」を行います。

検査時間は1~2時間ほどかかると考えておいてください。
予約制をとっている病院もあるので、事前確認をおすすめします。
検査結果が「要精密検査」となった場合は、必ず精密検査を受けましょう。

放置すると命を落とす可能性も

医師女性
早期受診することで、脇の下の腫れの原因を特定し、適切な治療を受けることができます。

脇の下の腫れは、がんの可能性もあります。
放っておくと他の部位にもがんが転移し、最悪の場合、命を落とす可能性があるので、気になる症状がある場合は、早めに医療機関へ行きましょう。

医療機関は何科?

医師女性
脇の下に柔らかい腫れがある時は、まずは皮膚科を受診しましょう。

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監修者

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を経て横浜栄共済病院 形成外科
2014年 KO CLINICに勤務
2021年 ルサンククリニック銀座院 院長 就任

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