下腹部・足の付け根の痛み|女性特有の病気?婦人科受診の目安も

公開日:2020-06-08 | 更新日:2020-09-15
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下腹部・足の付け根の痛み|女性特有の病気?婦人科受診の目安も

「下腹部が痛い…」
「足の付け根にも痛みがある…」

もしかして女性特有の病気…?

どんな原因が考えられるのか、お医者さんに聞きました。
病院を受診した方がいい症状や、放置するリスクも解説します。
婦人科を早めに受診するメリットもご紹介。

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監修者

荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

下腹部と足の付け根の痛みは女性特有の病気?

医師男性
子宮や卵巣は、下腹部・足の付け根あたりにあります。
そこに何らかの不調が生じている場合、そこに痛みが生じることがあります。

具体的には、

  • 卵管炎・卵巣炎
  • 卵巣嚢腫茎捻転
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜症

などの病気を発症している可能性があります。

それぞれの症状の特徴発症しやすい人を解説します。
思い当たる症状がないか、しっかりチェックしましょう。

原因1.卵管炎・卵巣炎

人工中絶・流産・出産を経験している方に多い病気です。また、不潔な性行為や、タンポンを長時間使用している方も、膣内に細菌が繁殖しやすい状態になるため、発症する可能性が高くなります。

膣が細菌感染し、そこから徐々に炎症が広がると、卵巣にまで感染が及びます。
炎症の原因菌は、大腸菌やクラミジア、淋菌などです。

症状の特徴

  • お腹が張っているような感じ(膨満感)
  • 発熱
  • 吐き気
  • 不正出血
  • 膿のようなおりもの

慢性化すると、月経痛や腰痛、排尿時の痛みなどの症状があります。

痛みの対処法は?

抗生剤、解熱剤、鎮痛剤、消炎剤を使う薬物療法と、排膿したり、病巣を摘出したり外科療法があります。

原因2.卵巣嚢腫茎捻転

20~30代の女性に多くみられます。
生殖可能な年齢の女性であれば、発症の可能性はあります。

卵巣の中に液状のものが溜まって腫れている状態(卵巣嚢腫)になり、その腫れた部分と子宮とが繋がっている付け根の部分がねじれてしまう病気です。卵巣嚢腫事自体は良性の腫瘍なので、あまり大きくない場合は経過観察となることが多いです。

症状の特徴

  • 下腹部の激しい痛み
  • 吐き気
  • 嘔吐 など

痛みの対処法は?

痛みに対して鎮痛剤を使いますが、根本治療は卵巣のねじれを元に戻す外科療法を行います。

原因3.子宮筋腫

30歳~閉経前の女性に多い病気です。
子宮にできる腫瘍で、多くのものが良性です。子宮の内側や外側、筋肉の中など、できる場所はそれぞれです。女性ホルモンの影響で大きくなり、閉経後には小さくなります。

症状の特徴

  • 生理痛が重くなる
  • 月経量が多くなり、貧血を起こす
  • 月経以外の出血(不正出血)
  • 腰痛
  • 頻尿

痛みの対処法は?

痛みは市販薬の鎮痛剤を服用しても大丈夫です。治療としては、子宮筋腫を小さくする薬物療法や、筋腫や子宮を取り除く外科療法があります。

原因4.子宮内膜症

特に若い女性に多く、20-30歳代の方に多く発症します。30-34歳が発症のピークと言われています。月経のある女性の約7~10%の方に発症すると言われており、最近では30台後半から40代後半の患者さんも増えているともいわれています。

子宮内膜が、何かの原因で子宮以外のところにできて発育する病気です。子宮以外の場所にできた内膜が排出されずに溜まってしまうことで、痛みを伴います。

子宮内膜症は、不妊の原因となります。

症状の特徴

  • 腰痛
  • 排便痛
  • 性交痛 など

痛みの対処法は?

鎮痛剤や漢方薬を使います。痛みが強くなる前に鎮痛剤を活用しましょう。
医療機関では、ホルモン剤を使った内分泌療法を行うこともあります。根本治療として外科療法にて、病巣部や子宮、卵巣、卵管などを摘出することもあります。

こんな症状は早めに病院へ

医師男性
次の症状が現れている場合は、一度婦人科を受診することをおすすめします。
  • 下腹部に激しい痛み
  • 生理痛がひどくなっている
  • 排便・排尿時に痛みがある
  • なかなか妊娠できない
  • 性交痛がある
  • おりものが増えた
  • 生理の際の痛み止め薬の量が増えている

薬

婦人科系疾患を治療せずに放置すると、他の臓器に癒着が起きたり、手術が必要になる場合もあります。また、不妊の原因にもなります。

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婦人科を早期受診するメリット

婦人科

痛みや症状の原因を早く知ることで、早期に治療することができるため、症状の悪化を防ぐことができます。また、治療方法の選択の幅も広くなります。

病気の早期発見により、妊娠に必要な機能も温存できる可能性が高くなるため、妊娠を希望する場合は早めの受診がとても重要です。

初診ではどんな検査する?

<初診の流れの例>

  1. 問診による症状の確認
  2. 触診や内診
  3. 血液検査
  4. 超音波検査 等

これに加えて、症状により必要な場合は、内視鏡検査やCT検査を行います。
卵巣炎や卵管炎などの場合は、おりものの検査をして、どのような細菌に感染をしているか確認する場合もあります。

生理中に受診してもいいの?

医師男性
検査によって、生理中は避けた方がよいものもあります。

病院に一度連絡をし、確認してから受診することをおすすめします。

参考
公益社団法人日本産科婦人科学会
http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=8

監修者

荒牧 竜太郎 先生

荒牧内科
院長

荒牧 竜太郎先生

経歴

福岡大学病院
西田厚徳病院
平成10年 埼玉医科大学 卒業
平成10年 福岡大学病院 臨床研修
平成12年 福岡大学病院 呼吸器科入局
平成24年 荒牧内科開業

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