3日以上も続いている、つらい下痢を早く治したい!
少しでも早く、下痢の症状を楽にする方法をお医者さんに教えていただきました。
やってはいけない対処法、病院に相談が必要なケースなども解説しているので参考にしてください。
もくじ
下痢の症状を早く抑えたいときは、次の対処法を試してください。
ただし、下痢を起こす原因によっては、市販薬の服用により症状の改善が期待できない場合があるため、できるだけ医療機関を受診し、症状や原因に合った薬の処方や治療を受けることをおすすめします。
下痢が長引いていて、腹痛をともなわない場合は、次の原因が考えられます。
それぞれに対応する対処法を行ってください。
暴飲暴食により、消化しきれず残った食べ物等が腸に刺激を与えると下痢を起こす場合があります。
また、胃腸が冷えると、胃腸の血行不良が起こり、消化機能が低下して下痢を起こす場合があります。
過度のストレスや過労等により自律神経が緊張状態になり、腸が過剰反応する(腸が痙攣する)と下痢を起こす場合があります。
アルコールや香辛料等の刺激が強いものを過剰摂取すると、胃酸が必要以上に分泌されて、胃壁粘膜を傷付けたり、蠕動運動を活性化したりして下痢を起こす場合があります。
長引く下痢の中でも、腹痛がある場合は、次の原因が考えられます。
ストレスや緊張等が原因で、消化管の運動異常、知覚過敏が起こり下痢を起こすと考えられています。
下痢の特徴:
下痢以外の症状:腹痛、腹部不快感、腹部膨満感(ガスの過剰生産)、便秘
対処方法:
多くの場合、整腸剤等を用いた薬物療法、ストレスの除去、生活習慣の見直し・改善、十分な睡眠時間を確保する等を行う
原因② 食中毒(感染性腸炎)
サルモネラ菌、ノロウイルス、ロタウイルス、カンピロバクター、O-157等のウイルスや細菌が体内に侵入することで下痢が起こります。
下痢の特徴:激しい下痢
下痢以外の症状:腹痛、発熱、嘔吐、血便等
対処方法:
牛乳等の乳製品に含まれている乳糖を分解する酵素が少ないことで下痢が起こります。
アレルギー性胃腸炎は、アレルギーを引き起こす原因物質を摂ることで下痢が起こります。
次の症状が出ているときは、病院を受診してください。
なかには、ただの下痢では済まされない、深刻の病気の可能性があります。下痢が長く続くときは、病院を受診するようにしましょう。
慢性的に消化管(腸)の炎症が続く状態です。
腸に炎症が生じると、腸粘膜から細胞内の液体や血液成分が滲出し、便の水分量が増加して下痢状態になります。
膵臓に炎症が生じて膵液の分泌が減少すると、脂肪分の消化吸収が滞り、下痢が起こります。
腸に血液を送る血管の血流が滞り、腸の機能が低下する状態です。
大腸がんが進行して、大腸の内部が狭くなると、下痢と便秘を繰り返す症状があらわれることが多いです。