赤ちゃんの喃語はいつから?出ないのは大丈夫?クーイングとの違い

赤ちゃんの喃語はいつから?出ないのは大丈夫?クーイングとの違い

公開日:2021-10-06 | 更新日:2023-01-12

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喃語とは、「マンマンマー」「アブアブ」など、赤ちゃんが発する二つ以上の音を含む声のことです。

喃語は赤ちゃんの「声遊び」として始まりますが、次第にコミュニケーションの機能を持ち始める「言葉の原型」でもあります。

うちの子、喃語がまだ出ないのだけど…大丈夫?

そんな不安をお持ちの方に向けて、喃語の始まる時期の目安や親の接し方のポイントをご紹介します。

喃語はいつから出てくる?

先輩ママ・パパ100人に「赤ちゃんの喃語がいつ出てきたか」をアンケートで聞きました。 

グラフ1(アンケート:「喃語が出てきた時期はいつ頃ですか?」先輩ママ・パパ100人に聞きました)

生後5~6ヶ月頃に喃語が出始めたと答えた方が多かったです。

ただし、生後11ヶ月頃に喃語が出始めたという声もあり、個人差が大きいと言えます。

初めての喃語エピソード

ママ
一緒に遊んでいるときや一人でいるときに、「アアヤププ」などの喃語が出ていました。
しばらくすると、巻き舌のような感じや、つばが飛ぶような唇の動きで音を発して楽しんでいるようでした。
(0歳の女の子のママ)
ママ
おもちゃで遊んでいる時に、「マンマンマー」という喃語が出ました。
大人が喜んで囃し立てたせいか、その後は嬉しそうに何度も同じ喃語を繰り返すようになりました。
(0歳の女の子のママ)

赤ちゃんの言葉の発達ステップ

一般的には、赤ちゃんは以下のステップを踏んで言葉を取得していきます。

  1. 泣く(叫喚)
  2. クーイング
  3. 喃語
  4. 初語(一語文)

① 泣く(叫喚):生後0ヶ月〜

赤ちゃんは出産直後から「泣く」ことによって、空腹や生理的な不快感を表現します。(何の理由もないのに、泣くこともあります。

泣くことは、この時期の赤ちゃんが持つ唯一のコミュニケーション手段でもあります。

② クーイング:生後2ヶ月頃〜

クーイングとは、生後2ヶ月頃に始まる「アーアー」「ウーウー」などの柔らかい母音の発声のことです。「気持ちいい」「心地よい」と感じているときに発せられるもので、赤ちゃんにとっての”発声テスト”と考えることもできます。赤ちゃんの声を出す器官が成長してきている証拠です。

③ 喃語:生後5・6ヶ月頃〜

生後5〜6ヶ月頃になると、「喃語」が出始めます。

喃語は、子音と母音が混ざり合ったような声で始まり、段々と「アブアブ」、「マンマン」などの明瞭な「子音+母音」の構造へと変化していきます。リズミカルな手足の動きや笑いを伴うことがあるのも喃語の特徴です。

単純な「声遊び」として始まる喃語ですが、生後8〜9ヶ月頃になると、赤ちゃんは何らかのコミュニケーションの意図を持って喃語を発声するようになります。

④ 初語(一語文):1歳頃〜

1歳を過ぎる頃になると、「マンマ」(ご飯)や「ワンワン」(犬)といった、何らかの「意味を持つ単語」を口にする赤ちゃんが出てきます。

また、この時期の赤ちゃんは、自分が発する語彙の数よりも、耳で聞いて意味を理解できる語彙の数の方が多いことが分かっています。

▼1歳児の言葉の発達についてはこちら

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今さら聞けない「喃語」と「クーイング」の違い

赤ちゃん

赤ちゃんが発する「それ自体は意味を持たない声」は、「クーイング」と「喃語」に大別されます。

クーイングとは、「アー」、「ウー」などの母音を中心とした、赤ちゃんの喉の奥から発せられる「き声以外の声」です。

一方、喃語「マンマンマー」、「アブアブ」などの口や唇を使って発声される「複数の音を含む声」です。
生後5、6ヶ月頃から母音と子音が混ざった喃語の兆候が見え始め(過渡期の喃語)、次第に子音と母音がはっきりと分かれて聞き取りやすくなっていきます(規準喃語)。

クーイング、喃語の始まる時期の目安と発声の例は以下の通りです。

  時期 発声例
クーイング 2ヶ月頃
  • アー
  • ウー
喃語 5、6ヶ月頃
  • マンマンマー
  • アブアブ
  • ババババ
※クーイング、喃語が出てくる時期は個人差が大きく、資料によって目安の時期に数ヶ月単位のバラツキも見られます。
厳密にはクーイングに分類される発声を喃語としていることもあり、両者を明確に区別せずに使用しているケースもあります。

なかなか喃語が出てこない…大丈夫?

赤ちゃん

喃語は生後5〜6ヶ月頃から出てくると言われていますが、あくまで目安であり、全ての子どもに当てはまるわけではありません。

喃語が出てくる時期は個人差が大きく、発声に関係する骨格の成長具合にも左右されます。また、この時期に喃語が出てこないからといって、「発達に問題を抱えている」と判断することもできません

「ゆっくり話しかける」、「口元を見せてあげる」など、今できることを実践しつつ、しばらくはお子さんの成長を見守ってあげてください

【体験談】喃語が出てくるのが遅かったけど…

ママ
言葉が遅い子で、それでも1歳頃にようやく「マンマ」っぽい感じの言葉を発するようになりました。
発語に関してはゆっくり目な子どもでしたが、3歳を過ぎてから二語文・三語文も出てきました
(3歳の男の子のママ)
パパ
いろいろな情報を活用して喃語を出させようと努力したのですが、出てきませんでした。
ですが、ふとしたときに突然出てきました
(小学1年生の子のパパ)

喃語を引き出すために、先輩ママ・パパがやったこと

赤ちゃんとお母さん

赤ちゃんの喃語を引き出すために、先輩ママ・パパが実際に行っていた方法を紹介します。

口の動きを見せてあげる

ママ
口の形で声を出すのを分かってもらえるようにしました。
なので、なるべく口を大きく開けて、目を見て話すようにしました。
(0歳の女の子のママ)
ママ
トントントン、パチパチなど音を言葉にすると、一生懸命口元を見て真似しようとしていました。
(1歳と5歳の女の子のママ)

たくさん話しかける

ママ
たくさん話しかけました。
赤ちゃんは一生懸命見たり聞いたりしようとするので、ゆっくり話しかけながら遊んであげていました。
(1歳の女の子のママ)
ママ
ミルクちょっと待ってね」や、「今日は何しようか」など、何でもない言葉ですが、たくさん話しかけていたのがいい刺激になったのかなと思います。
(2歳と3歳の男の子のママ)

喃語に反応してあげる

ママ
子どもの喃語に対して、こちらも同じように言葉を返したりしていました。
一緒に喃語でおしゃべりするのも、面白いですよ。
(2歳の男の子と5歳の女の子のママ)

喃語は赤ちゃんの「声遊び」として始まりますが、段々とコミュニケーションの手段としても機能し始めます。

まだはっきりと聞き取れるレベルでなかったとしても、赤ちゃんが声を出していたら、積極的に反応してあげるといいでしょう。

▼参考

<参考>0歳児から2歳児の発達過程│東京都教育委員会 就学前教育カリキュラム 改訂版
言葉の発達とその規定要因|公益財団法人 母子健康協会

高橋惠子・湯川良三・安藤寿康・秋山弘子編『発達科学入門2(胎児期〜児童期)』東京大学出版会(2012)

無藤隆・岡本祐子・大坪治彦編『よくわかる発達心理学』ミネルヴァ書房(2009)

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