妊婦の「筋子」に要注意?どれくらいの量なら大丈夫?食べてしまったときは?

妊婦の「筋子」に要注意?どれくらいの量なら大丈夫?食べてしまったときは?

公開日:2022-06-03

妊娠中に筋子を食べるのはNGってホント?
食べちゃったらどうすればいい?

妊娠中に筋子を食べてもよいか管理栄養士さんに聞きました。
筋子を食べることのリスクや食べてしまった場合の対処法も解説します。


望月理恵子

監修者

経歴

管理栄養士

1999年 東京家政学院短期大学 生活科学科 食物栄養学科 卒業 準学士
1999年 調剤薬局にて栄養カウンセリング
2001年 管理栄養士 取得
2005年 健康食品・化粧品の会社にて学術担当
2012年 株式会社 Luce 代表取締役

妊婦は「筋子」NGってホント?

妊婦は「筋子」は食べないほうがいいと聞きました。本当でしょうか?
ママ
女性
はい、妊婦さんは「筋子」を生食しないほうがよいでしょう。
生の筋子には、リステリア菌とボツリヌス菌という菌が生息していることがあります。
妊娠中は抵抗力が下がっているため、食中毒にかかりやすくなっています。

また、「筋子」には妊娠中には摂取量に注意したいビタミンA塩分も多く含まれています。

妊娠中に「筋子」を食べる3つのリスク

  1. 生で食べると食中毒の危険がある
  2. 食べすぎるとビタミンAの過剰摂取につながる
  3. 食べすぎると塩分の過剰摂取につながる

①食中毒の危険がある

女性
筋子を生で食べた場合、リステリア症やボツリヌス食中毒を起こすリスクがあります。

リステリア菌は75℃数分の加熱で死滅しますが、ボツリヌス菌は家庭での加熱では完全に死滅しないため、どうしても食べなくてはいけない事情がない限り、なるべく避けるようにしましょう。

リステリア菌は発症すると敗血症や髄膜炎などの重篤な状態になることがあります。また、子宮や胎盤に感染が起きると、流産・死産や生まれた新生児に影響がでることもあるそうです。

ボツリヌス食中毒は神経系に影響を及ぼし、最悪の場合死に至ることもあります。
また、ボツリヌス菌は熱に強く、一般家庭での加熱では完全には死滅しません。

②食べすぎるとビタミンAの過剰摂取につながる

女性
ビタミンAは必要な栄養素ですが、食べ過ぎることで奇形が生じるなど、胎児に影響があるといわれています。

筋子にはビタミンAが豊富に含まれるため、他の食品との食べ合わせによって過剰摂取になりやすいです。

「筋子」100gあたりのビタミンA  670㎍RAE
妊婦が1日に摂っていいビタミンA  2,700㎍RAE

③食べすぎると塩分の過剰摂取につながる

女性
筋子は大さじ1杯で0.9gほどの塩分が含まれることになり、1食の主菜の塩分量と同じくらいになってしまいます。

1日3食と考えると、1食で摂取してよい塩分量はだいたい2.1gですので、食べ合わせによっては過剰摂取につながりやすいです。

食塩を過剰摂取することによって喉が渇き、水分をたくさんとってしまい、むくみやすくなります。
むくみによって内臓への負担が大きくなると、妊娠高血圧症候群になるリスクが高まってしまいます。

※「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、成人女性の1日の目標量は6.5g未満と定められています。

もし食べてしまったら…

女性
異変があればすぐに病院へ行きましょう。
症状がない場合でも、塩分を過剰摂取している疑いがあるので、その後の食事の塩分量を少なめにする、水分をしっかりとる、などの調整を行ってください。

リステリアが発症した場合の症状

  • 筋肉痛や悪寒
  • 発熱
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢


ボツリヌス食中毒に感染した場合の症状

  • 吐き気、嘔吐
  • かすみ目、物が二重に見える
  • まぶたが垂れ下がる
  • 近くの物に焦点を合わせられない
  • 眼に光をあてても瞳孔が正常に収縮しない
  • 話し方が不明瞭になる
  • 嚥下困難
女性
上記の症状が少しでも出たらすぐに病院へ行きましょう。

嘔吐や下痢がある場合は、脱水症状にならないように水分摂取をしてください。
妊娠中は少しの変化でも心配なので、医療機関へ相談するようにしましょう。

病院は何科?

女性
かかりつけの産婦人科の先生に相談、また内科・胃腸内科などの受診をおすすめします。

いつ「筋子」をどのような状態で食べたかという旨と、妊娠しているということをお伝えください。
可能であれば食べた筋子の量、その後の体調の変化もお伝えしましょう。

放置するとどうなる?

女性
リステリア菌は、敗血症や髄膜炎などの重篤な状態になることがあります。
子宮や胎盤に感染が起きると、流産・死産や生まれた新生児に影響がでることもあります。

ボツリヌス菌は、全身の筋力に影響を及ぼすため、受診せず放置すると死に至る可能性があります。

内科を探す

産婦人科を探す

ほかにも注意したい魚介が…!

  • 生魚全般
  • 生の明太子・たらこ
  • マグロ・キンメダイ・メカジキなどの大きい魚
  • うなぎ
女性
明太子やたらこは、筋子と同様に生で食べるとリステリア菌が生息している可能性があります。

また、マグロなどの大きい魚は食物連鎖によって水銀を溜め込んでいるリスクがあり、摂取することで、胎児の発育に影響を与えるといわれています。
またうなぎは、過剰摂取によって胎児の奇形が生じる恐れのあるビタミンAが豊富なため、食べ過ぎに注意しましょう。

妊娠中は抵抗力が下がり、食中毒にかかりやすくなっています。
妊娠中の方が食中毒にかかってしまうと、脱水症状や栄養失調などになる可能性があるだけでなく、菌の種類によっては胎児に影響の出てしまうものもあります。妊娠中は生ものを避け、しっかり加熱して食べるようにしましょう。

合わせて読みたい
2020-11-17
妊娠中「食べるのを控えた方がよい魚」と「おすすめの魚」を栄養士さんに聞きました。水銀の取り過ぎや生魚(お寿司を含む)のリスクについ...

合わせて読みたい
2019-11-25
妊娠中、食べ物・飲み物によっては母体や胎児に悪影響を与えたりするものもあります。そのため、絶対に食べてはいけないわけではありません...


望月理恵子

監修者

経歴

管理栄養士

1999年 東京家政学院短期大学 生活科学科 食物栄養学科 卒業 準学士
1999年 調剤薬局にて栄養カウンセリング
2001年 管理栄養士 取得
2005年 健康食品・化粧品の会社にて学術担当
2012年 株式会社 Luce 代表取締役

お腹が大きくなる前に始めよう!

ナチュラルマーククリーム

一度できたらまず消えない「妊娠線」。
予防のためには、妊娠初期からケアを始めることが大切です。

先輩ママに人気の「ナチュラルマーククリーム(ママ&キッズ)」は、公式通販限定でお得なセットもあります♪

\お得な限定セットはここだけ/
公式通販をみる

不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
不正確な箇所についてのご指摘
※「上から2番目の画像が不鮮明」「最初の段落の◯◯という情報の追加を希望する」等、問題箇所についてご指摘いただけたら幸いです。

貴重なご意見をありがとうございます
kosodate LIFE(子育てライフ)はよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

\「妊娠中全般」カテゴリの特集記事/

Ranking
ランキング

New
新着