妊娠中の虫歯「胎児への影響は?」虫歯のまま出産しないほうがよい理由

妊娠中の虫歯「胎児への影響は?」虫歯のまま出産しないほうがよい理由

公開日:2021-09-27

妊娠中の虫歯は胎児に影響する?
出産前に治療した方がいい?

妊娠中の虫歯の「胎児や出産後の赤ちゃんへの影響」について、歯医者さんに聞きました。
治療に適した時期や、虫歯を悪化させないセルフケア方法も紹介します。


監修者

むかい歯科

迎和彦 先生

経歴

1990年 昭和大学歯学部卒
昭和大学第三歯科補綴学教室入局
1996年 昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生
都内歯科医院管理者(院長)勤務
2004年 大田区大森にて「むかい歯科」開業

妊娠中の虫歯は胎児に影響する?

先生(男性)
妊娠中に虫歯があっても、生まれてくる赤ちゃんに虫歯自体がうつることはありません。

ただし、「歯が弱い」、「唾液が少ない」など、虫歯になりやすい体質というものはあります。
これらの体質が遺伝し、子どもが将来的に虫歯になりやすくなることはあります。

虫歯のまま出産すると、赤ちゃんの虫歯リスクも上がる?

先生(男性)
虫歯があるママは、出産後に赤ちゃんに虫歯菌を感染させてしまうリスクがあります。

虫歯があるママの唾液を介して、赤ちゃんに虫歯菌がうつってしまうためです。

覚えておこう「赤ちゃんに虫歯がうつる親の行動」

  • 赤ちゃんの口にキスをする
  • スプーン・ストローを共有する
  • 離乳食をフーフーする

妊娠中の虫歯を悪化させないためにできること

妊娠中に虫歯をこれ以上悪化させないために、次の6つのことを実践しましょう。

  • 毎食ごとに歯磨きする(特に夜は大事)
  • フッ素配合の歯磨き粉を使用する
  • デンタルフロス、歯間ブラシを使う
  • キシリトールガムを噛む
  • “だらだら食べ”をしない
  • 糖分の多いジュース、食べ物を摂り過ぎない

それぞれ解説していきます。

 その① 毎食ごとに歯磨きする(特に夜は大事)

先生(男性)

食後はできるだけ早く

  • 歯磨き
  • うがい
  • フロス

などを行い、虫歯が進行しないようにしましょう。

食べかすなどが歯に付着しているままだと、虫歯菌が増えて虫歯が進行します。
特に寝ている間は唾液が減り、虫歯菌が繁殖しやすいので、寝る前の歯みがきは念入りに行いましょう。

その② フッ素配合の歯磨き粉を使用する

先生(男性)
虫歯予防の高フッ素入り歯磨き粉を使用すると、虫歯が進行しにくくなります。

フッ素は、虫歯菌の働きを弱め、歯の表面を強くする働きがあります。

歯磨き後、すぐにうがいをせず一旦ツバだけを吐き出し、5分ほど放置した後にうがいしましょう。

フッ素の作用が最大限になります。

その③ デンタルフロス・歯間ブラシを使う

先生(男性)
デンタルフロスを使用して、隙間に食べ残しや歯垢が残らないようにしましょう。

食べかすは歯の隙間に残りやすいので、歯ブラシだけでは取り除けないことがあります。

デンタルフロスは、糸を歯と歯の間に入れて左右に動かして食べかすをかき出します。糸が切れたら、新しいものを使ってくださいね。

その④ キシリトールガムを噛む

先生(男性)
食後、歯磨きの後にキシリトールガムを噛みましょう。

キシリトールは、歯の再石灰化を促してくれる成分です。

歯は、通常、食事と食事の間に再石灰化を行い、自身で虫歯を治してしまう能力があります。この力をパワーアップしてくれるのが、キシリトールです。

その⑤ “だらだら食べ”をしない

先生(男性)
食事や間食は、時間を決めましょう。
食べ終わったら歯磨きなどを行い、口の中が清潔な時間を長くしてください。

食事の時間が長かったり、間食が多かったりすると、口の中が酸性に傾く時間が長くなります。このような状況は、虫歯菌が繁殖しやすく虫歯が進行しやすいのです。

その⑥ 糖分の多いジュース、食べ物を摂り過ぎない

先生(男性)
できるだけ糖分は控えたほうが、虫歯の進行を遅らせます。

糖分は、虫歯菌の餌です。
糖分が口の中に入っている時間が長ければ長いほど、虫歯が進行しやすくなります。

つわりで歯磨きがつらい…どうすれば?

先生(男性)
気持ち悪い時や気分がすぐれない時は、「うがい」、「デンタルリンスを使う(液体歯磨)」など、できることだけでも行いましょう。

しかし、眠っている時は唾液の分泌が減り虫歯が進行しやすいので、眠る前には必ず歯磨きを行いましょう。

デンタルリンスには、「医薬部外品」と「化粧品」の2タイプがあります。
虫歯予防のためには、医薬部外品の方を選びましょう。

妊娠中の虫歯治療のタイミングは「妊娠中期ごろ」

先生(男性)
虫歯治療は、安定期に入った妊娠5〜7ヶ月頃が良いでしょう。

妊娠中、どの時期でも虫歯治療は可能ですが、妊娠初期は緊張やストレスなどで気分が悪くなることがあります。また、妊娠後期は、お腹が大きくなり、歯の治療の体勢がつらいことがあります。

比較的体調が安定している、妊娠中期(5〜7ヶ月)が虫歯治療におすすめのタイミングです。

受診時に、歯医者さんに伝えること

先生(男性)
歯科医師には、ご自身の最近の体調妊娠の週数(何ヶ月)を伝えてください。

また、治療中に異変があった場合も医師に伝え、いつでも休憩が取れるようにしてもらいましょう。

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レントゲン検査・CT検査の胎児への影響について

先生(男性)
歯科のレントゲン検査は、放射線量がとても少ないので妊娠中でも問題ありません。

また、赤ちゃんがいるお腹は防護エプロンというものを装着して撮影するので、心配なく撮影を受けられます。

麻酔(局所麻酔・笑気麻酔)の胎児への影響について

先生(男性)
歯科治療で多く用いられる局所麻酔は、胎盤などには伝わらないので、胎児に影響はありません。
しかし、笑気麻酔は、鼻から吸い込み全身に回る麻酔のため、妊娠初期には使用できません。(妊娠中期以降は使用できます)

処方薬(鎮痛薬・抗生物質)の胎児への影響について

先生(男性)
鎮痛剤や抗生物質は、妊娠中は使えるものが限られます。
治療を受ける際には、必ず妊娠中だと伝えましょう。

※市販品では、ロキソニン、ボルタレン、イブなどの使用は控えてください。

妊娠中の虫歯のお悩みQ&A

虫歯が痛いときと痛くないときがある

虫歯が痛いときと痛くないときがあるのですが…
ママ(困り顔)
先生(男性)
虫歯が徐々に進行してきていると考えられます。
自宅では歯磨きを徹底して行い、虫歯が進行する前に治療を受けましょう

虫歯は、ごく初期のものを除いて、自然治癒することがありません。
痛みを感じるのであれば、自然に治る状態ではないと考えられます。
痛くないのは一時的で、また痛みは必ず現れます。 

食事すると痛い

食事のときに痛いです…
ママ
先生(男性)
虫歯が進行している可能性があります。
自宅では、歯磨きを徹底して行い、早めの治療を受けましょう。

虫歯の部分に食事が触って痛むのでしょう。

眠れないほど痛い

眠れないほど痛いです…どうすれば?
ママ
先生(男性)
虫歯が神経まで到達していると考えられます。
すぐに歯科受診してください。

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