産後はホルモンバランス乱れでイライラ。いつまで?整え方も|医師監修

産後はホルモンバランス乱れでイライラ。いつまで?整え方も|医師監修

公開日:2019-09-03 | 更新日:2020-05-20

産後は、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなります。イライラしたり、肌荒れしたり、体調不良になるママも。ホルモンバランスは、産後ママの体調に大きく影響を及ぼします。

産後の女性ホルモンの乱れによって「どんな症状がでるのか」「いつまで続くのか」、お医者さんに解説してもらいました。


石野博嗣 先生

監修医

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

産後はホルモンバランスが崩れやすい

先生(男性)
個人差・年齢差があるものではなく、出産した女性はみなさん経験します。

妊娠中は、妊娠を維持するために多くのホルモンが分泌されていました。しかし、出産を機に役目を果たしたホルモンは一気に減少します。これがホルモンバランスの崩れる原因です。

産後にでやすい症状

産後、女性ホルモンのバランスが崩れるとさまざまな不調があらわれます。

イライラ

ホルモンバランスは、自律神経のバランスにも影響します。ホルモンバランスが乱れていると自律神経が乱れ、交感神経ばかり優位になると、いつも気が張っているような状態になり少しのことでもイライラしてしまいます。

不眠

睡眠は様々なホルモンの分泌に関わっています。質の良い睡眠は、疲れをとりホルモンを安定させます。反対に、ホルモンバランスが乱れていると不眠を引き起こす場合もあります。

生理が不安定

産後、妊娠中にお休みをしていた卵巣の働きが回復して、女性ホルモンが分泌されると月経が再開されます。まだホルモンバランスが安定していない産後の生理は、周期がまちまちで不安定な場合もあります。
一般的に、授乳をしていると6〜10ヶ月ほどで月経が再開します。母乳保育期間が短いと、月経が再開する期間は早くなり、非授乳の場合は2〜4ヶ月で再開することが多いです。

肌荒れ

女性ホルモンのエストロゲンは、女性のみずみずしい肌を維持してくれる働きがあります。エストロゲンが減少すると、肌荒れ・乾燥・シワといった肌の悩みが生まれやすくなります。

太る

女性ホルモンのエストロゲンには、満腹中枢を刺激して食欲を抑えてくれる働きや脂肪の代謝を良くする働きもありますので、このホルモン分泌が減ると太りやすい傾向が現れる場合もあります。

ゴワゴワ髪の毛

エストロゲンは、髪の毛を美しく保つ働きもあり、産後、髪の毛がごわつく・パサつくというのも女性ホルモンのエストロゲン減少が関わっている場合があります。

いつまで続く?

ホルモンバランスが乱れる期間は、どれくらい続くのでしょうか?
ママ(困り顔)
先生(男性)
母乳育児かどうかで変わります。

母乳育児の場合

授乳中の女性ホルモンのバランスは正常ではないのが普通です。
もちろん、個人差はありますが、母乳保育の場合、母乳をやめておおよそ1〜3ヶ月くらいでホルモンバランスは正常になっていきます。

母乳育児ではない場合

母乳保育でない場合は、産後3ヶ月くらいでホルモンが正常になっていきます。
ただ、子どもの夜泣きが続く、子どもが寝ない等のストレスによってもホルモンバランスが崩れる方がいるので、一概には言えません。

ホルモンバランスの整え方

ホルモンバランスを整えるために、どんなことができるのでしょうか。日常生活でできることが食べ物について紹介します。

ホルモンバランスの整え方

先生(男性)

ホルモンバランスは、

  1. 質の良い睡眠
  2. 整った生活リズム
  3. バランスの良い食事
  4. ストレスケア

などによって整えることができます。

しかし、赤ちゃんが小さいときは、これら全てを行うのは、難しいですよね。徐々に工夫をして自分の体をケアしてあげましょう。

<日常生活で意識するポイント>

  1. 昼間に体を動かす
    軽いストレッチや散歩などを取り入れ、適度な運動を取り入れ、日中に体を動かすとオンとオフのスイッチが切り替わりやすくなって、夜、眠りやすくなります。
  2.  睡眠前にリラックスする
    眠る前の入浴は、ぬるま湯にしましょう。温かい飲み物を飲みリラックスして眠くなるのを待ちましょう。
  3.  休めるときは、積極的に休む
    昼間でも赤ちゃんが眠ったときは、ママも一緒に眠るようにして疲れをとりましょう。

食べ物

先生(男性)
ホルモンの分泌に関わる栄養素を取り入れましょう。
  1. 亜鉛…牡蠣、大豆(味噌、きな粉など)、ココア など
  2. ビタミンE…植物油、アーモンド、アボカドなど

病院の受診が必要な場合

ずっと体調不良が続くと心配ですよね。病院を受診するタイミングや、薬について解説します。

病院を受診する目安

先生(男性)
「産後うつ」や「甲状腺の病気」の疑いがあるときは受診しましょう。

疲れやすい、だるいというのは、産後に体がまだダメージを持っている時はよくあります。しかし、起き上がることができないほどの疲れや疲労・不眠・気分の浮き沈みが激しいといったことが2週間程度ずっと変わらずにあるようであれば病院を受診しましょう。ホルモンバランスの影響だけでなく、産後うつや甲状腺の病気などが影響しているかもしれません。

何科を受診?

受診する場合、何科にいけばいいでしょうか?
ママ
先生(男性)
婦人科を受診しましょう。
産後1ヶ月以内であれば、まずは出産した産婦人科に相談をしてください。

薬について

授乳中でも服用できる、産後のホルモンバランスを整える薬はありますか?
ママ
先生(男性)
授乳中のホルモン剤による調整はあまり行われません。

授乳中は、栄養の良いものを取り、赤ちゃんとママの体のためにゆっくりストレスを少なく生活して、徐々に体が良くなるのを待ちましょう。

漢方薬はありますか?
ママ
先生(男性)
漢方薬は、ホルモンバランスを直接整えるのではありません。

血流を良くしたり、気の巡りを良くしたりするものもあるので、漢方薬を処方できる医師に相談してみましょう。

参考
産後の避妊法 - 日本産婦人科医会
http://www.jaog.or.jp/sep2012/JAPANESE/MEMBERS/TANPA/H13/010813.htm


石野博嗣 先生

監修医

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

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