おんぶはいつから?メリット・デメリット。やり方も解説|保育士監修

おんぶはいつから?メリット・デメリット。やり方も解説|保育士監修

公開日:2019-10-07 | 更新日:2022-12-06

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赤ちゃんのおんぶは月齢何ヶ月ごろから?
赤ちゃんのおんぶのメリット・デメリット、基本的なやり方など「おんぶ準備」のためにママ・パパが知っておきたいことを解説します。

監修者

保育士
八田 奈緒美

経歴

2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。

おんぶはいつからOK?

「おんぶしてもOK!」になるのは、生後何ヶ月ごろからですか?
ママ
女性
おんぶは、しっかり首がすわってから開始してください。

首がすわる前におんぶをすると、赤ちゃんの首が前後左右に倒れる恐れがあり危険です。

また、腰すわりまで完成しひとりで座れる状態になると、より危険が少なくおんぶができるようになります。

「首すわり」の時期の目安

女性
生後2~3か月頃から首すわりが始まり、生後4~5か月頃になると、約90%の赤ちゃんの首すわりが完成するとしています。

<首すわりの目安>

  1. 赤ちゃんを仰向けに寝かせて、両手を持ち引き上げた際、首が遅れずついてくる。
  2. うつ伏せに寝かせた際、自分で頭を持ち上げられる。
  3. 縦抱っこをしながら、体を斜めにしても首をまっすぐにしていられる。
  4. 寝返りができる。

「腰すわり」の時期の目安

女性
生後6~10か月頃には腰すわりが完成し、ひとりでお座りができるようになるケースが多いとしています。

<腰すわりの目安>

  1. 1分間以上、支えてもらわずに、両手も床についていない状態でひとりで座っていられる。
  2. 両足を前に出して座れる。
  3. 前屈みにならずに背筋を伸ばして座れる。

(参考)厚生労働省による「乳幼児身体発育調査」

おんぶのメリット

おんぶのメリット

女性
おんぶには、赤ちゃんにとっても、ママ・パパにとっても「いいこと」があります。

赤ちゃんの視野が広がる

おんぶによって、ママやパパの肩越しから周囲を見渡せるようになると、視野が広がって新しい景色を知り、脳に刺激が与えられ学びにつながる。

赤ちゃんの体の発達に繋がる

ママやパパと密着するおんぶにより、大人の身体と同じような動作を体感することができ、赤ちゃん自身が身体の動きや仕組みを理解できるようになります。
また、おんぶをしている間に、赤ちゃんが自分であちこちしがみついたり、腰を伸ばしたりすることで、自然と体幹が鍛えられ、バランス感覚が良くなることが考えられます。

ママ・パパとの心地よいスキンシップ

ママやパパの背中にピタッとついているため、心地よいスキンシップになるでしょう。おんぶによって、赤ちゃんが気持ちよく寝ることができるようになります。

ママ・パパの両手が自由になる

おんぶをすると、両手が自由に使えるため、家事をスムーズに行える。

お出かけが楽チンに

サポート力に優れたおんぶ紐を使用すると、背中の高い位置で密着したおんぶができるため、自然な立ち姿勢に近づき、外出中も快適に過ごすことができます。災害時にも役に立ちます。

おんぶのデメリット

女性
おんぶには良いことが多い一方で、「ちょっと注意しなければいけないポイント」もあります。留意しておきましょう。

赤ちゃんの様子観察には不向き

おんぶは赤ちゃんが後ろになるため、表情が確認できません。

危険な場面もある

赤ちゃんは様々なものに興味を持ち、身を乗り出すことがあるため、大人の幅より頭や体が出ることがある。おんぶした状態で移動すると、それに気づけず、ドア、家具、壁等に手や足をぶつける可能性がある。

腰痛持ちのママ・パパの負担なことも

ママ・パパの肩に負担が掛かる場合があります。腰痛持ちのママ・パパは特に注意です。

おんぶのやり方

おんぶに慣れるには何度も練習を重ねることが必要です。
おんぶのやり方をしっかりマスターしないと、スムーズにおんぶができないこともあるので、しっかり準備&やり方を把握しておきましょう。

準備:まずは素手で練習しよう!

女性
最初は、抱っこ紐を使わずに練習しましょう。

素手でおんぶができるようなると、おんぶ紐をスムーズに使いこなせるようになるようです。

練習開始時は、赤ちゃんを落したらどうしようという恐怖心があると思いますので、ご家族等にサポートしてもらいましょう。

何度練習してもおんぶが心地よくない赤ちゃんも居ます。そういった場合は一度諦め、また月齢が上がってからチャレンジしてみてください。周囲への興味が出てきて、前回はできなくても、好きになっていてできるようになることもあります。

女性
<ワンポイント・アドバイス>
ママが床に座った状態で赤ちゃんを背負う練習をすると、おんぶの感覚がつかみやすくなります。

それでは、代表的なおんぶの方法2種類を紹介します。

1: 赤ちゃんを前から後ろにずらす方法

縦抱き→腰抱き→背中におんぶ、と移動させる方法です。

<手順>

  1. 立て膝状態で、おんぶ紐を腰に付ける。
  2. 赤ちゃんを縦抱っこした状態から、腰抱き状態にする。
  3. 赤ちゃんが脇の下をくぐるように、少しずつ後ろにずらす。
  4. 赤ちゃんが背中に乗るように、上半身を適度に前屈みにする。
  5. 赤ちゃんの位置、高さになるようにゆっくり調節する。

赤ちゃんの体が離れないように、常時左右どちらかの手で赤ちゃんの体を支えながら行いましょう。
赤ちゃんにとって快適な「M字開脚」の姿勢を維持できるようにしましょう。

女性
<ワンポイント・アドバイス>
赤ちゃんを乗せる位置は、背中というより肩に乗せるようなイメージです。

そうすると、より高い位置で赤ちゃんをキープできるため、安定感が高まります。

2: 赤ちゃんを背負う方法

サンタクロースが荷物を背負うように、赤ちゃんを背中にのせる方法です。

<手順>

  1. おんぶ紐を床に敷き、その上に赤ちゃんを寝かせる。
  2. 赤ちゃんの足を、おんぶ紐に合わせてM字にする。
  3. 赤ちゃんの上に、ママ・パパも仰向けのような姿勢になる。
  4. 腰ベルトや肩ベルトをしっかり固定する。
  5. ママ・パパが起き上がる。

赤ちゃんを仰向けに寝かせる際、赤ちゃんの腰・頭の位置をよく確認してください。
赤ちゃんを上に置き過ぎると、起き上がった際に、頭から落ちてしまう危険性があります。

3つの注意事項

NG

ママ・パパは知っておくべき!
「おんぶの3つの注意事項」を紹介します。

赤ちゃんの手が上に出ているのはNG!

赤ちゃんの手が上に出てしまっていると何かの拍子に落ちてしまう可能性があり危険です。

胸・足の締め付けすぎはNG!

胸や足を強く締め付け過ぎないようにしてください。血液循環障害や呼吸の妨げになる可能性があります。

長時間のおんぶはNG!

長時間、抱っこひもを用いたおんぶを続けないようにしてください。

※抱っこ紐のおんぶは圧迫部位があるかもしれないためです。おんぶは赤ちゃんの顔を随時確認できないため、長時間はおすすめできません。長くても2時間程度を目安にしましょう。

また、おんぶをした状態で自転車に乗ると、万が一転倒した際赤ちゃんが下敷きになったり、地面に落ちたりする恐れがあるので避けましょう。

女性
<ワンポイント・アドバイス>
初めておんぶをするときは、周りの人にフォローしてもらいながら行いましょう。

最初の抱っこ紐の選び方

どんな抱っこ紐を選んだらいいのでしょうか?
ママ
女性
重視したい5つのポイントをあげました。

1.赤ちゃんを守れる設計

落下防止ホールドカバー、股関節脱臼予防を考慮した座部クッションや、ヘッドサポーター等がついているもの。肩紐や腰パッドの素材が、体にフィットして、しっかりホールドできる仕様になっているもの。

2.軽量でコンパクト

折りたたみ可能なものがおすすめです。

3.綿素材

赤ちゃんの肌に触れるものなので、綿素材を選ぶようにしましょう。

4.通気性がよく、丸洗いできる

赤ちゃんは汗かきなので、通気性のよさ、洗濯可能かは大事です。丸洗いできるものだと便利です。

5.「おんぶ」も「抱っこ」もできる

2WAY仕様のものはおすすめです。

参照

乳幼児身体発育調査-厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/73-22.html

公益財団法人母子衛生研究会
https://www.mcfh.or.jp/netsoudan/article.php?id=545

子どもを守ろう!!-東京小児科医会
https://tokyo-pediatrics.org/wp/wp-content/uploads/2018/07/9ef948e6d515220f35d221cb7e99e116.pdf

抱っこひも等の安全対策-東京都生活文化局
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2014/12/documents/40ocp101.pdf

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