新生児の体重増加の目安|1日あたり何g?体重減少・増えすぎの対処【保育士監修】

新生児の体重増加の目安|1日あたり何g?体重減少・増えすぎの対処【保育士監修】

公開日:2020-01-29 | 更新日:2021-01-04

新生児の体重の増え方が知りたい!
体重が減ってしまったり、増えすぎたりした場合、どう対応すればいい?

保育士さんに、新生児の体重増加の目安を聞きました。1か月健診に向けての発育チェックポイントも要チェックです。


監修者

保育士
八田奈緒美

経歴

2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。

1日あたりの体重増加の目安

女性
新生児は、1日平均30グラム程度増加するとされています。

1か月健診までに1キロも増量!

生後1ヶ月で、通常4キロ程度まで増えます。
生まれた頃は、2.5〜3キロ程度なので、1ヶ月で1キロ以上増える計算です。

新生児の体重の「量り方」

体重計

新生児の体重の正しい量り方の手順を教えてください。
ママ
女性
着ているものを脱がせて、ベビースケールで測ります。
体重を測るタイミングは、「ミルクや母乳を飲む前でウンチやオシッコが済んだ後」、がおすすめです。

育児に慣れてきたら、月に1回程度を目安に測ってみてください。
裸になると不安でよく動く赤ちゃんもいるので、何度か行って赤ちゃん本人に慣れさせてくださいね。

ケース1|体重が減ってしまった

体重が減ってしまいました・・・。
ママ(困り顔)
女性
赤ちゃんの体重が、一時的に減ることはあります。(生理的現象)

赤ちゃんは飲んで寝ているだけなので、ママやパパの中には「赤ちゃんの体重はずっと増えていくもの」と思っている方もいますが、おしっこやうんち、汗で排泄されているものも多く、一時的に体重が減ることがあります。

これを生理的現象と呼びます。

体重の10%を超えずに減っている分には問題ありません。

ほとんどの赤ちゃんは、生後1週間をこえたあたりから少量ずつ体重が増加しはじめます。

ママ・パパの対応

女性
出産後、自宅に帰ってから、2~3週間経ってもミルクや母乳を吐いてしまい、体重が減っている場合は、一度病院を受診しましょう。

「肥厚性幽門狭窄症」という病気があり、この病気を発症すると嘔吐を繰り返します。飲んだものを何度も大量に吐く場合は、脱水症状を起こすこともあるので小児科を受診しましょう。

ケース2|体重がなかなか増えない

体重がなかなか増えません・・・。
ママ
女性
考えられる原因は、
・ 母乳が足りていない
・ 赤ちゃんの性質
の2つです。

ママ・パパの対応

女性
あまり多くを一度に飲めない赤ちゃんは、思うように体重が増えないこともあります。
少しずつでも体重が増えていけば、あまり気にすることはありません。

母乳の場合は、母乳を与える回数を増やしてみるなどして調節してみましょう。哺乳瓶の方が飲みやすい赤ちゃんもいますので、母乳のあと、ミルクや搾乳した母乳を哺乳瓶で足してみるのも良いでしょう。

また、母乳がきちんと分泌されているか、搾乳して確認してみましょう。授乳時の乳首の咥えさせ方や抱き方で飲む量が増えることもあります。

ケース3|体重が増えすぎ

体重が増えすぎかも・・・。心配です。
ママ
女性
授乳量が多い、もしくは、授乳の回数が多いのかもしれません。

ママ・パパの対応

女性
母子手帳の成長曲線を超えて体重増加が見られる場合は、授乳量・授乳回数を減らしてみましょう。

体重の変化が異常…もしかして病気?

病院

体重の減少・増加が正常範囲外の場合、病気(先天的疾患)の可能性もあります。
代表的な3つの病気について解説します。

1.「肥厚性幽門狭窄症」の場合

胃の出口にある幽門の筋肉が一時的に厚くなり、母乳やミルクが腸まで届かずに胃で停滞して栄養を摂ることができない状態です。

こんな場合は要注意!

1日に何度も飲んだものを大量に吐く赤ちゃんは、気をつける必要があります。

対処法

女性
小児科を受診して治療を受けます。

治療は、内的治療がまずは行われます。
硫酸アトロピンという筋肉の緊張を緩める薬を点滴で入れ、胃の幽門を緩めます。数日間で薬の働きが現れれば良いのですが、働きが良くない場合は、外科手術を検討します。

生後間もない状態でも手術可能です。ラムステット手術という、胃の幽門筋を切って広げる方法です。手術後は、次の日から母乳やミルクを飲むことができます。

2.「クレチン症」の場合

甲状腺の機能が働いてくれない(分泌が足りない)ことで、発育に異常が現れます。

こんな場合は要注意!

  • あまり手足を動かさない
  • 泣き声が弱い
  • 低体温や黄疸がある
  • 便秘気味なのにミルクの飲みが悪い

といった症状があります。

対処法

女性
この病気は、生後5日ほどで新生児マススクリーニングが行われ、軽度の赤ちゃんまですぐに見つけられるようになっています。

3.「過飲症候群」の場合

新生児期に1日50g以上の体重の増加がみられることがあります。
授乳中にむせたり、吐くことが多いです。

※母乳の勢いがよすぎるためにむせる、赤ちゃんの飲み方が下手でむせる場合は問題ありません。
※新生児期は吐き戻すことが多いです。少量の吐き戻しは問題ありません。

こんな場合は要注意!

  • 腹部がパンパンになっている
  • 便秘や下痢がある
  • 湿疹がでる
  • 呼吸が荒い
  • うなる、いきむ頻度が多い
  • 抱っこを嫌がる

などの症状が複数見られます。

対処法

女性
頻回授乳やミルクの回数を減らして対応します。

赤ちゃんは、満腹中枢がないので与えれば与えるだけ飲んでしまう子もいます。ミルクや母乳を与えすぎて、起こるのが過飲症候群です。

1か月健診に向けてのチェックポイント

新生児の1か月健診に向けて、体重以外にチェックしておくべきポイントはありますか?
ママ

1か月健診では、

  • 運動機能(原始反射)
  • 股関節の脱臼
  • 視覚
  • 黄疸

などの確認が行われます。

女性
特別に、お家で練習したりする必要はありません。
ママ・パパは困ったことや気になることを質問する準備をして受診すると良いでしょう。

監修者

保育士
八田奈緒美

経歴

2012年 聖徳大学児童学科 卒業
幼稚園免許・保育士免許を取得後、幼稚園を経験し、現在保育園にて勤務
幼稚園にて、3.4.5歳児担任。保育園にて、0.1歳児担任を務める。

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