妊娠中期「陰部の痛み」の対処|ツーンとした痛み・腫れぼったい・ジンジンする

妊娠中期「陰部の痛み」の対処|ツーンとした痛み・腫れぼったい・ジンジンする

公開日:2021-02-18 | 更新日:2021-11-02

妊娠中期の陰部のお悩みについて、お医者さんが答えます。
「ツーンと痛い」
「腫れぼったい」
「ジンジンする…」
など、よくあるケースについて対処法を聞いてみました。


石野博嗣 先生

監修者

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

① 「陰部がツーンと痛い」ケース

妊娠中期に陰部がツーンと痛いです。
なぜでしょうか?
ママ(困り顔)
先生(男性)
妊娠によるホルモンの影響などで、陰部に違和感を感じることがあります。

妊娠していると、ホルモンの影響を受けて、外陰部は柔らかくなっています。また、水分も保持しやすいため、むくみやすい状態です。これらの影響で、違和感や排尿痛などを感じることがあります。

ただし、「何度も痛みが続く」「痛みが増してきた」という場合は、病気の可能性があります。

「膀胱炎」の症状

  • しみるような排尿痛
  • スッキリとしない残尿感
  • 頻尿

など
妊娠中は、雑菌に対する抵抗力が弱まるので、膀胱炎になりやすい状態です。


「外陰炎」の症状

  • 外陰部のかゆみ
  • 外陰部の腫れ・痛み

など
外陰部が不衛生な状態が続いたり、傷・かぶれから細菌が侵入して炎症を起こすと「外陰炎」になります。

陰部がツーンと痛いときの「対処法」

先生(男性)
膀胱炎や外陰炎といった病気が原因でなければ問題ありません。
ツーンと痛いという症状が続くときは、担当の産婦人科の医師に相談しましょう。

妊娠中は、免疫が低下するので、外部からの細菌感染なども起こりやすいです。
何度か、違和感・痛みを感じる場合は、「問題ない痛みなのかどうか」を確認するためにも診察を受けましょう。妊婦検診の際に相談しても良いでしょう。

② 「陰部が腫れぼったい」ケース

妊娠中期に陰部が腫れぼったい気が…?
なぜでしょうか。
ママ
先生(男性)
妊娠中に増える女性ホルモンの影響で体がむくみやすくなっています。
陰部にも、むくみを感じることがあります。

症状が“陰部のむくみ感”のみであれば、妊娠中はそれほど心配しなくてもよい状態です。
腫れぼったい場所に、痛み・かゆみがなければ、「妊娠によるむくみ」だと考えられるので、問題ありません。

ただし、「陰部や下腹部の痛みを何度も繰り返す」「陰部のかぶれを伴う」場合は、外陰部の病気や、傷からの細菌感染を起こす場合もあるため、病院で診察が必要です。

陰部が腫れぼったいときの「対処法」

先生(男性)
適度な運動入浴などで体を温めてください。
これ以上むくみがひどくならないようにしましょう。

また、過剰な水分摂取はむくみを悪化させます。塩分の濃い食事は避けて、水分量を適正に保ちましょう。

※むくみは、「妊娠高血圧症候群」の影響の場合もあります。
陰部だけでなく、体のむくみが重くなっているように感じるときは、病院へ相談しましょう。

③ 「陰部がジンジンする」ケース

先生(男性)
「妊娠によるむくみ」や、下着の擦れなどで「一時的に違和感があるのみ」であれば、問題ありません。
ただし、しみる・痛む・外陰部から出血している場合は、治療が必要な場合があります。

すぐに症状が治まるものであれば問題ありません。

陰部がジンジンするときの「対処法」

先生(男性)
下着の擦れ、洋服の擦れがある場合は、その衣類を使用しないようにしましょう。

それでも痛みやかぶれ感、しみるといった場合は病院で診察を受け、傷などがないか確認してもらいましょう。

ただし、しみる、痛む、外陰部からの出血などがある場合は、陰部に外傷ができている可能性があります。かかりつけの病院で、診察・治療を受けましょう。妊娠中は、免疫が低くなっているので、小さな傷も治りが遅いことがあるので、早めの治療がおすすめです。

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④ 「陰部に圧迫感(違和感)がある」ケース

先生(男性)
妊娠したことによる女性ホルモンの増加の影響で、むくみや違和感を感じているのでしょう。

いつも通り生活ができる程度であれば、基本的には問題ないでしょう。

ただし、「痛みで立っていられない」「座っていられないほどの圧迫感がある」という場合は、何らかの傷や細菌感染が原因の場合もあります。

陰部に圧迫感(違和感)があるときの「対処法」

先生(男性)
むくみがある場合は、疲れを溜めないようにして、ゆっくり休みます。

それでも圧迫感がつらい場合は、病気が原因でないか病院で診察を受けましょう。

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石野博嗣 先生

監修者

石野医院

副院長
石野博嗣 先生

経歴

1999年 日本医科大学産婦人科教室入局 日本医科大学付属病院 産婦人科研修医
2001年 国立横須賀病院(現 横須賀市立うわまち病院) 産婦人科
2002年 東京都保健医療公社 東部地域病院 婦人科
2003年 日本医科大学付属病院 女性診療科・産科 助手代理
2004年 日本医科大学付属第二病院 女性診療科・産科 助手
現在 石野医院の副院長

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