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妊娠後期だけど、歯が痛い…
歯医者で治療しても大丈夫？
妊娠後期に多い歯の痛みの原因や受診の目安について、歯医者さんに聞きました。
痛み止めの安全な飲み方や、歯のトラブルを悪化させないためのセルフケア方法も解説します。
監修者
むかい歯科
迎 和彦 先生
1990年 昭和大学歯学部卒
昭和大学第三歯科補綴学教室入局
1996年 昭和大学第三歯科補綴学教室退職 同上特別研究生
都内歯科医院管理者（院長）勤務
2004年 大田区大森にて「むかい歯科」開業
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ただし、後期となるとお腹が大きくなり、仰向けの同じ姿勢で長時間治療を受けるのがつらいこともあります。
治療中につらい腹部の痛みなどを感じた場合は、すぐに医師に伝えてください。
無理のないように休憩をとるなどしましょう。
歯が痛いときの応急的な対処法としては、
などがあります。
それぞれ解説していきます。
“気持ちが良い”と感じる程度に揉んだり、指で優しくプッシュしたりしてみましょう。
※妊娠中にツボ押しをして、気分がすぐれないなど体調に異変を感じた場合は、すぐにやめてください。
約5分程度で離して、また痛む時は再度冷やしましょう。
※長時間あてたままにしておくと凍傷を起こすので、5分程度で一旦離してください。
歯のトラブルを悪化させないために、次の5つのセルフケアを実践しましょう。
また、虫歯菌のエサになる糖分の多いもの・甘いものを食べ過ぎないことも歯のケアにつながります。ジュースやお菓子はほどほどにしましょう。
しかし、自己判断で市販薬を使用するのはリスクを伴います。
妊婦さんの体調・母体と胎児の状況次第で、使えるのかどうかの判断が変わります。かかり付けの産婦人科、もしくは歯科医に一度確認をしてから服用しましょう。
イブプロフェン、ロキソプロフェンは、妊娠後期に使用すると胎児の心不全、胎児水腫（赤ちゃんの全身がむくんでしまう状態）を起こすリスクが上がるので、使用できません。
妊娠後期に多い歯の痛みの原因には、
などがあります。
それぞれ解説していきます。
特に妊娠後期は、妊娠中の歯磨き不足などが影響してこのような歯肉炎を発症する人が増える時期です。
歯肉炎は、軽い炎症なので、ブラッシングを丁寧に行うようになると、比較的早く（数日で）落ちつくことが多いです。
ブラッシングの他に、デンタルフロスやデンタルリンスなども使用して清潔に保ちましょう。
特に妊娠後期は、妊娠中の歯磨き不足などが影響して歯周病が進行する人が増えます。
「歯のぐらつき」、「歯茎から膿が出る」などの症状がある場合は、歯周病の進行が考えられます。
できるだけ早く、歯科で歯石除去の治療を受けましょう。
歯石を除去すれば、歯周病は快方に向かいます。
妊娠中に虫歯になりやすくなる原因には、
などがあります。
「冷たいものがしみる」、「ズキズキした痛みがある」場合は、虫歯の可能性が高いです。
歯科を受診して、検査・治療を受けましょう。
痛みを我慢して症状が悪化すると、治療が長引きます。
また、妊娠後期の場合は出産を間近に控えています。
できるだけ健康体で出産にのぞめるように、歯科治療を早めに受けて準備をしましょう。
まずは、丁寧に歯茎と歯をブラッシングしてケアしてください。
歯間ブラシやデンタルフロス、デンタルリンスなども併用しましょう。
産後の治療はいつからできる？
特に体調に問題がなければ、基本的には産後いつでも治療可能です。
しかし、出産後の体の回復などを考えると、産後1ヶ月ほど空けてからがよいでしょう。
治療の最中に仰向けになるのが不安な場合は、
などの工夫を行います。
歯医者では、
を伝えましょう。
また、糖尿病や高血圧などがあり、担当の産婦人科の医師から指導を受けていることがあれば、歯科を受診する際に医師に伝えましょう。
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