公開日:2020-12-16 | 更新日:2021-07-06
反抗ばかりする…。
どうすればいいの?
中学生ごろに訪れる「第二次反抗期」の原因についてお医者さんに聞きました。
接し方のOK・NG例も聞いたので「反抗期に疲れた…」という方は参考にしてみてくださいね。
中学生の反抗期はどうして起こる?


中学生の反抗期は、第二次反抗期です。
これは、“精神の発達”の中で起こります。
中学生は「体の成長」と「精神的バランス」に揺らぎができて、不安定になりやすい時期です。
親が知らないうちに様々な経験重ねて、「自分ならこうしたい」「もっとこんなことをしたい」という自立の意志を高めていきます。
一方で体はどんどん大人になり、心の成長スピードとの間に歪みが生じやすい時期です。
勉強も進み、世間一般のこともわかってきて、「将来への不安」を感じたり、学校生活の中で「人間関係の悩み」を抱えている場合にも、反抗的な態度になってしまう子供もいます。
また反対に、どうしてこんなに簡単なことなのに、「子どもというだけでできないのか」という不甲斐なさが重なり、イライラ・反抗という形で現れることもあります。
中学生の反抗期の特徴

- 暴力的になる
- 屁理屈をいう
- 人や親を馬鹿にする
- 常にイライラしている
- 暴言を吐く
- 無視する
- 卑猥な言葉を叫ぶ

これらは
「親の言いなりで動きたくない」
「指示されてイライラする」
「ストレス発散方法がわからない」
といった感情の現れだと考えられます。
「~しなさい!」の前に“親が知っておくべきこと”

叱ったりイライラしたりする前に、一度、子どもとの関係や距離感を見つめ直しましょう。
中学生ともなると、大人へのステップも見え始め、親御さんも焦り始めるときです。しかし、勉強の進み具合に差があるように、二次性徴を含めた体と心の成長にも個人差はあります。
「他の家の子はあんなにしっかりしているのに」と比べる前に、自分の子どもの良いところを思い出しましょう。
その後、どうしてあんなにイライラしているのか、反抗的なのか悩みがなるのかなど分析してみませんか。
「反抗期が悪化してしまう」NG対応例

- やりなさい
- まだやってないの
- なんでそんなことするの
- はやく寝なさい

否定・決めつけ・強い指示出しは、“自分への攻撃”として伝わり、反抗期が強くなることがあります。
子どもへの接し方のコツは?


言い切りや否定は避けて、同調・依頼するように話しましょう。
反抗心が強い時は、“大人として”扱ってあげましょう。
まずは存在を認めて、子どもがやりたいことは、本人の意思確認と依頼をするようにしましょう。
声かけOK例
- お願いしたいんだけど、どうかな
- 大変だったね
- よかったね
- お願いしたいことがあるんだけど
話さなくなった子どもから色々話を聞きたいところですが、心を開いていないと気軽には話してくれません。まずは、仲間であることを思い出してもらいましょう。
「叱る」ときの伝え方

叱るときは、まずは理由を聞きましょう。
決めつけの言葉や口調は避けて、淡々と話すようにしましょう。感情的になると、相手も感情的になるか、白けさせてしまうため、よくありません。
「もう疲れた!」親自身がストレスケアも大切に

あまりに反抗期が強いと、ご両親もストレスが溜まりますね。そんな時は、ご自身のストレス発散方法を見つけましょう。

ゆっくり入浴する時間をとる、数時間は一人で過ごすなどして、気分を調節しましょう。
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