子どもの39度以上の熱|下げる方法は?食事やお風呂はどうする?

子どもの39度以上の熱|下げる方法は?食事やお風呂はどうする?

公開日:2020-06-01

子どもの熱が39度に!
病院に行くべき?まだ様子をみても大丈夫…?

お医者さんに、その対処法を聞きました。
病院を受診する目安や、食事や水分のとりかた、看病の仕方を解説します。

小児科を探す


武井智昭 先生

監修者

高座渋谷つばさクリニック

院長
武井智昭 先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

39度以上の熱の原因

先生(男性)
多くがウイルス・細菌の感染です。

疲れやストレスが溜まって発熱する子どももいます。
小さな子どもは、疲労やストレスがたまると機嫌が悪くなったり、体に発熱などの不調が出るなどが起こることも多くあります。体のサインを見逃さないようにしましょう。

まず、他症状がでていないか確認!

先生(男性)
熱以外の症状がないかを確認してください。

「呼吸が苦しい」「顔色が悪い」などなければ、基本は安静にして寝かせます。数時間おきに熱を測り、体調に変化がないか観察しましょう。

発疹嘔吐下痢といった症状がある場合は、様子を見て病院を受診しましょう。

全く動けない意識レベル低下呼吸が荒いといった場合は、救急車の手配をしましょう。

病院へ行くべき目安

病院

お家で様子をみてもいいケース

  • 熱はあっても元気である
  • 食欲がある
  • 発熱以外につらい症状がない

病院を受診したほうがいいケース

  • 40度前後の熱が、2日以上下がらない
  • 飲食がままならない
  • 発熱以外の症状(下痢・嘔吐・発疹など)
  • 呼吸が苦しい

小児科を探す

急患診療を受診すべき症状

  • ぐったりしている、意識がない
  • 会話がままならず、受け答えがおかしい
  • 息が荒く、肩で呼吸をしている
  • 呼びかけに対して反応がにぶい

お医者さんへの症状の伝え方

先生(男性)
医師には、以下の3点をきちんと伝えましょう。
  1. いつから発熱しているか
  2. 発熱の経過
  3. 発熱以外の症状(嘔吐、下痢など)

お家での看病のしかた

先生(男性)
熱が上がりきる前と後で、対処法が変わります。
熱が上がりきる前に、いくら熱を冷まそうとしても、熱は下がりません。

 

<熱が上がる途中のサイン>

  • 手足が冷たい
  • 「寒い」と言う
  • ガタガタ震える


<熱が上がりきったサイン>

  • 手足が温かい
  • 汗をかいてきた
  • 顔に赤みがさした

熱が上がっている途中の看病の方法

加湿器

先生(男性)
むやみに体を冷やさないようにしましょう。
お部屋は加湿して、子どもの体を温めてあげましょう。

発熱は、体がウイルスや細菌をやっつるための免疫反応です。無理に冷やさないでください。

寒がっている場合は、衣服やお部屋の温度調整で、子どもの体を温めてあげましょう。
また、お部屋の湿度を上げてあげると、喉や鼻の中にいるウイルスが繁殖しづらくなります。加湿器がない場合は、濡れタオルを一枚干すのもおすすめです。

熱が上がりきった後の看病の方法

水分補給をする子供

先生(男性)
汗をかき始めます。こまめに汗を拭き取ってあげましょう。
水分補給だけはしっかり行ってください。

このときに厚着をさせすぎると、汗をかきすぎて脱水症状になるリスクもあります。子どもが暑がる場合は、Tシャツ1枚でもかまいません。

また、発熱後は食欲がないことも多いです。無理して食べなくても大丈夫ですが、水分だけはしっかり補給してくださいね。

市販薬は使ってもいい?

先生(男性)
熱の原因がわかっていれば、それに合ったものを使用可能ですが、熱の原因がわからない場合は、自己判断は避けましょう。

苦しそうにしている・眠れない・水分が取れないといった場合は、アセトアミノフェン系統の解熱剤を使って体を一度、楽にしてあげてもよいでしょう。使用時は、使用方法用量を守ってください。

食事は何がいい?

プリン

先生(男性)
子どもが「食べたい」というものがあれば、食べさせてあげてください。
脱水症状を増え具ために、水分補給もしましょう。

プリンやゼリーなど、食べやすいものでもよいでしょう。
食欲がありそうなら、消化によいうどんやおかゆ、みそ汁、スープなどがよいでしょう。飲み物は、水やジュースなどでもかまいません。もしあれば、経口補水液がおすすめです。

ただし、吐き気・下痢がある場合は、油っぽい食べ物や柑橘系のものは避けましょう。

食事ができない場合

先生(男性)
無理に食べ物を与えなくても大丈夫です。

水分補給ができるようであれば、水分補給を重要視してください。

水分がとれない場合

先生(男性)
口に合わない水分(経口補水液やただの水など)を無理やり飲ませる必要はありません。

子どもが欲しがるお茶や市販のイオン飲料でもよいので飲ませましょう。

経口補水液は果汁で少し味をつけてあげると飲みやすくなります。また、発熱で飲み物が取れないときは、解熱剤を使用して熱を下げると飲み物や食べ物を補給できるようになります。

お風呂はどうする?

先生(男性)
ふらついて転倒の可能性がないような体調であれば、入浴は可能です。

しかし、入浴は体力を使うので、無理をさせてまで入れなくても良いでしょう。少し元気になってきてからの入浴は問題ありません。

Q1.夜、子どもが眠れないときは?

先生(男性)
まず、寝室の温度・湿度を適切に整えましょう。

寒がっている時には、布団や衣類で保温します。
体が熱いようであれば、薄着にさせて、無理に布団をかける必要はありません。

厚着や布団のかけすぎで、熱がこもり、具合が悪くなることもあります。また、エアコンや扇風機の風は、直接体に当たらないようにして乾燥を防ぎましょう。

<温度・湿度の目安>

温度:(夏場)25~28度/(冬場)18~22度
湿度:40~60%ほど

Q2.薬を飲んでも、熱が下がらない…

先生(男性)
解熱剤は、飲むタイミングによっては働きが上がらないことも多くあります。

薬の使用方法通りに時間をあけてから、もう一度服用させましょう。また、病気の勢いが強いこともあります。

Q3.冷却シートを貼ってあげてもいい?

先生(男性)
体が熱くて、冷却シートを貼ることで涼しくなり、楽になるのであれば、貼るのに問題はありません。

ただし、熱は上がりきるところまで上がるので、熱が上がりきる前は冷却シートで熱は下げられません。

放置するキケンを知っておこう

先生(男性)
高熱を放置すると、けいれんや敗血症・髄膜炎などの重篤な疾患に対して早期治療ができないリスクが上がります。

発熱の際は、数時間おきに熱を測り、子どもの体調を確認してください。

小児科を探す

参考
子育てハッピーアドバイス小児科編の巻
http://www.happyadvice.jp/archives/118
不正確な情報を報告

不正確な情報を報告

修正箇所
メールアドレス
※メールアドレスをご入力いただいた方には、改善結果をご報告致します。
コメント(オプション)

貴重なご意見をありがとうございます
kosodate LIFE(子育てライフ)はよりお役にたつ情報をお伝えできるよう、ご意見を参考にサイトの改善を行って参ります。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
送信エラー
大変お手数ですが、ページを更新いただき、再度ご意見をご送信ください。
更新後も再び送信エラーが発生する場合は、 お問い合わせページ からご連絡いただけますと幸いです。

関連タグ

Ranking
ランキング

Tag
タグ