公開日:2020-10-02 | 更新日:2021-03-18
妊娠初期は不安なことばかり
「立ちっぱなしって…大丈夫?」
「流産につながるって聞いて心配…。」
お医者さんに、立ち仕事・力仕事の注意点を聞きました。
妊娠初期の「立ち仕事」

通勤や仕事中、ずっと立ちっぱなしになります。
母体やお腹の赤ちゃんに影響がでないか心配です。


妊娠初期は、まだ赤ちゃんも小さく、母体のお腹も出てきていません。お腹の中で守られています。母体が健康体で、元気に動けているときは基本的には問題ありません。
しかし、「立ちっぱなしで疲れた」「立っているのがつらい」というときは、お腹の赤ちゃんのためにもお休みが必要です。
これは、お腹の中の赤ちゃんは、母体の血液から酸素や栄養をもらって育っているためです。母体が疲れてしまうと、血流も悪くなり栄養が滞ります。そのため、疲労やストレスはためないようにしなくてはいけません。
どれくらいなら、大丈夫?
個人差があることので、「何分以上の立ち仕事はダメ」とは一概に言えません。だからこそ、自分の体の声をよく聞いて、休みを取るようにしましょう。
例えば、足が疲れて痛い、体を動かすのがつらい、立っているのがつらいというときは、無理をしないようにしましょう。
妊娠初期の「力仕事」


重いものを持つと腹圧がかかり、子宮の筋肉が収縮されることがあります。流産のリスクが上がるので、妊娠初期から重いものを持つのは控えるようにしましょう。
また、妊娠初期とは言え、妊娠していないときに比べてお腹の中に大きくなってきている子宮とその中に胎児がいます。
まだほとんどの人は感じませんが、体のバランスも変わってきています。今まで同様に体を動かしていても、腹部を守っているため、背中に負担がかかり、腰痛を発症する原因となる場合もあります。
どれくらいなら、大丈夫?
腹圧がかかる力仕事は避け、他の人にお願いしたり、道具を使ったりして、なるべく負担を減らしましょう。
質問1.「流産につながると聞いて…」
妊娠初期の立ち仕事や力仕事が流産につながると聞いて心配です。


- 腹に無理に力をかける
- 体が疲れきっているのに休まない
- 今までに行なったことのない力仕事や運動を行う
妊娠したら、以上のようなことは避けましょう。
質問2.「お腹が張ると感じたら…」
立ち仕事中「お腹が張っている」と感じました。


子宮が硬くなっている状態です。
この状態が続くと胎児に酸素や栄養が行き渡らなくなります。最悪の場合、切迫流産となります。
「お腹が張っている」と感じたときは、すぐに楽な体勢をとり休むようにしてください。その後、張りがおさまらない、腹痛があるといった場合は、かかりつけの産婦人科の指示を仰ぎましょう。
質問3.「妊娠初期に気をつけること」
- 重いものを持たないようにしましょう
- ヒールの高い靴を履くのは避けましょう
- 疲れているのに、休憩を取らずに動くのはやめましょう
- 新しい運動を自己判断で始めるのは避けましょう。
妊娠初期は、赤ちゃんの器官が作られる重要な時期です。まだ、お腹は大きくなっていませんが、体のバランスも変わっている途中ですから無理な動きを積極的に行うのは、やめましょう。
また、妊娠前まで行っていた運動であれば、そのための筋肉も備わっているので、お腹に負担がかからなければ続けてもいいということが多いです。かかりつけの産婦人科に確認しましょう。
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