公開日:2019-10-04 | 更新日:2022-05-18
「保育園に行きたくない!」と毎日子どもが嫌がる…。
どうすれば笑顔で保育園に行ってくれるの?
先輩ママに聞いた「子どもに登園する気になってもらう方法」をご紹介します。
保育園に行きたがらない子どもにお悩みのママ・パパは必読です。
子どもが「保育園に行きたくない」と嫌がる…

「保育園に行きたくない」と子どもが嫌がったときの様子を聞いてみると…。
ママといたいと泣く…

次男にはなかったが、長男がひどかった。一緒だったら行くという無理な希望も込みで、お母さんと一緒がいいから行きたくないと泣いて嫌がりました。
入園から半年くらいは毎日だった。気持ちはうれしいが、泣いてもいいから毎日通ってほしかったです。
(小学3年生と中学2年生の男の子のママ)
長期休み明けで嫌がる…

1週間程の連休明けで、保育園行きたくない、お家でお父さんお母さんと遊びたかった!と自転車に乗るのを拒否。
お休み中は祖父母やお友達と遊んだりして楽しかったことに共感する半面、出勤までに時間がなく、早くしてほしいとイライラしてしまいました。
(0歳の男の子と4歳の双子の女の子のママ)
ただでさえ慌ただしい朝に「行きたくない」と駄々をこねられるとイラっとしてしまうこともありますよね。
「登園したい!」に変えるOK対応

乳幼児~2歳頃までのお子さんの場合は、声掛けで説得するのが難しいことも多いため、保育園の先生に預けたら、お母さんの方からただ離れるしかないこともあります。
3歳以上になってきたら、保育園は“何か楽しみが待っている場所”であることを伝えていきましょう。
登園を渋るお子さんについての対応は年齢にもよるでしょう。
乳幼児~2歳頃までのお子さんの場合は、分離不安があって当然の年齢です。
この年齢では声掛けで説得するのも難しいことも多いです。保育園の先生に預けたら、お母さんの方からただ離れるしかないこともあります。
3歳以上になってきたら、少しずつママと離れることに慣れてくると良いですね。
保育園は“何か楽しみが待っている場所”であることを伝えていきましょう。
保育園への登園の道中しかできないお楽しみのゲームを設定する、保育園で楽しみな活動や、大好きなお友達、先生の話をしてみるのもよいですね。
また、保育園に行き始めたばかりで行き渋っているお子さんは、少しずつステップを登っていく段階が必要です。
そのステップが1週間のお子さんもいれば、半年以上かかるお子さんもいます。
お子さんがスムーズに登園できるまで、お子さんのペースに合わせて登園時間やお母さんと離れるまでの活動も調整できるとよいですね。
先輩ママの声「この方法で登園してくれました!」

登園途中に電車を見にいくなどの楽しみを作って、それを理由に自転車に乗らせて、そのまま登園することに成功した。
(0歳の男の子と4歳の双子の女の子のママ)

仲の良いお友達のお母さんにお願いして、保育園の玄関でお友だちに待っていてもらい、お友達と一緒に教室に行く事で楽しみを増やしていきました。
(中学3年生と高校3年生の女の子のママ)

一番良くやった方法は、どんな遊びをしたか本人や先生から聞いて、好きそうな遊びを、「今日も〇〇して遊べるかな!?」と言って楽しみにできるようにする。
また、一緒に遊んだ子の名前を先生から聞いておいて、「〇〇ちゃん待ってるかな?」と言う。
(0歳と3歳の女の子のママ)

手にお守りと言って絵を描いてあげた。
これを見て頑張ってねと伝えました。
(1歳と3歳の女の子のママ)

毎日保育園で頑張ってくれてありがとうや、大好きだよと言ってぎゅーと抱きしめる。
(小学1年生と小学5年生の男の子のママ)
「保育園に行きたくない」子どもへのNG対応

基本的には無理やり連れていくのは、多くの場合はあまり良くない結果につながることが多いです。怒ったり叱ったりするのはさらに逆効果です。
保育園に行きたくない背景にあるのが「ママと離れたくない」という理由である一方、保育園では楽しく過ごせているという場合、少しずつ慣れてくるステップを踏めることが多いです。
ただ、そのお子さんそれぞれのペースもありますので、無理やり行かせると逆に行かれなくなってしまう場合があります。
一方、登園を嫌がる理由に、「保育園生活そのものに対する不安」が背景にある場合があります。
子どもは言葉で気持ちを表現することが難しいことも多く、中には表情で表現できないお子さんもいます。
もし保育園に最初は行っていたのに、途中から行き渋りが見られるようになった場合、あるいは半年以上行き渋りが見られている場合には、無理やり行かせようとする前に、何が原因になっているのかを考えてみることが必要でしょう。
保育園の活動が本人に合っていなかったり、ご家庭に何か本人が気になることがあったりするのかもしれません。
もし、集団生活そのものに抵抗がある場合や、複数の保育園で同じ状況が見られる場合は、何らかの発達の特性や情緒の問題が背景にある場合がありますので、専門家に相談してみましょう。
先輩ママの失敗談「この方法は、失敗でした」

無理矢理引っ張って連れて行く。
余計に大泣きになったり暴れたりするので、登園中車の行き来のある場所は特に危なかった。
(1歳と3歳の女の子のママ)

何も聞かずに明るく「行ってみよう!」とだけ言って連れて行くのは、ギャーギャー泣いてしまうだけで、かわいそうだった。
何か嫌なことがあるかもしれないから(ただの甘えだとしても)理由を聞くことが大切だと思った。
(3歳の男の子のママ)

保育園に行くと言うと泣いて嫌がるので、「お出かけするよ」と言って車に乗せた。
行き先が保育園だと分かって大泣きし、余計にかわいそうな思いをさせたと反省している。
(2歳の女の子のママ)

あんまり言うことを聞かないと鬼が来て連れて行っちゃうよ、お化けが来ると脅かしてしまったこと。
近くのお寺にいって仁王像を見せ夜に家に来るよと脅かしてしまったこと。
(中学3年生の男女の双子と、高校3年生の男の子のママ)
休ませる判断をしたとき
それでも「どうしても行かない」と嫌がるときもあります。そんなとき、どう判断したのか先輩ママ・パパに聞きました。
保育園を休ませた事はありますか?
(アンケート:50人のママ・パパに聞いた「保育園に行きたくないと言ったとき、保育園を休ませたことはありますか?)
約半数のママ・パパは、一度は保育園を休ませた経験がありました。
では、どういう場合に休ませたのでしょうか?
休ませたパターン1「子どもの様子が、普段と違う」

夜泣きが酷かった日、寝言で行きたくないと泣きながら言っていた日など少し精神的に頑張りすぎているかな?と感じた日には休ませるときもあります。
(1歳の男の子と4歳の女の子のママ)
あまりにも泣き叫んで全身で登園拒否をした時は休ませたというママも。
休ませたパターン2「保育園でトラブルがあった」

行きたくないと子供が言った時、先生との間に何かあった場合、または友達との間に何かあった場合は1度休ませます。
(小学2年生の男の子のママ)
じっくり聞いてあげる時間を子どもが必要としている場合もあります。
休ませたパターン3「話してもわかってもらえず、どうしようもなかった」

話をしてもわかってもらえず、泣いてどうしようもない時が1度あったのでその時だけは休ませました。
休ませた日に「今日だけだよ」と真剣にお話をしました。
(小学2年生の男の子のママ)
「どうしても行きたくない」と言ったとき、子どもにとって何か重大な理由を抱えているかもしれません。
休ませる判断をしたときは「子どもの本音を聞くチャンス」「子どもの成長のチャンス」と思って、ゆっくりお話をしてみるのがおすすめです。
先輩ママからのアドバイス

「登園後は意外と元気!」

子どもを先生に渡すときには大泣きされても、「大泣きした後はケロッとして、元気に遊んでましたよ」ということが多かったです。
(小学3年生の女の子のママ)
「怒るより褒めよう!」

忙しい朝に行きたくないと言われると怒ったりしてしまいがちですが、怒ってしまうと逆効果でした。
褒めて園は楽しいところだと分かれば自然に行ってくれると思います。
(0歳の男の子と3歳の女の子のママ)
今は毎日大変だけど、いつかは「保育園に行きたくない時期」にも終わりが来ます。
毎日行きたくないと言われるとママ・パパもつらいし不安ですよね。
そんな時こそ、子どもが安心して保育園に通えるように笑顔で送り出してあげたいですね!