イライラしない!怒らない子育ての3つのコツ。感情をコントロールする方法

イライラしない!怒らない子育ての3つのコツ。感情をコントロールする方法

公開日:2020-02-06 | 更新日:2021-06-14

すぐに子どもを怒ってしまう…。
怒らない育児がしたい!

先輩ママ・パパ50人に聞いた「怒らない子育てのコツ」を紹介します。
アフターフォローの仕方や、子育て中のイライラ対策も必読です。


坂野真理 先生

監修者

虹の森クリニック

院長
坂野真理 先生

経歴

日本精神神経学会認定 精神科専門医

日本医科大学医学部卒
東京大学医学部附属病院小児科及びこころの発達診療部、医療福祉センター倉吉病院精神科等を経て、英国キングスカレッジロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所(IoPPN)にて修士号取得
2018年 虹の森クリニック(児童精神科・精神科)開業
2020年 虹の森センターロンドン開設。日英両国において子どものこころに関する診療および情報発信を行っている。

すぐ子どもを怒ってしまう…

泣く

つい子どもを怒ってしまうママの声を聞いてみると…。

すぐに感情的になってしまう…

ママ(困り顔)
私が「危ないから触らないで」と言っているのにもかかわらず、子どもが掃除機のコンセントで遊ぼうとしていたこと。危険も伴うこともあって、つい感情的に怒ってしまった。
もうちょっと冷静に説明すれば良かったと後で後悔した。
(4歳の女の子のママ)

「子どもにケガをさせたくない」という気持ちからついカッとなってしまうこと、ありますよね。

怒ってしまって後悔…

ママ
上の子がトイレトレーニング中でパンツにおしっこを漏らしてしまったとき。
怒ってしまった後は、今までちゃんと漏らさずにできていたし、まだトレーニング中だからあそこまで怒らなくてもよかったなと後悔しました。
(1歳と3歳の男の子のママ)

誰にでも失敗してしまうことはあるのに、それを忘れて怒ってしまうことも。

すぐ子どもに怒ってしまう原因

先生(女性)
お子さんへの怒りの原因には、親御さんの「子どもはこうすべき」という「べき論」や、「子どもにはこうあってほしい」という「期待」が背景にあることが多いと思います。

実は親御さんが「これがあたりまえ」「こうであってほしい」と思っていることは、お子さんにとってはあたりまえではなく、お子さんの現状よりもやや高い目標設定なのかもしれません。
例えば、「学校は遅刻しないでいくべき」「宿題は必ずするべき」「お風呂は毎日入るべき」「子どもは良い成績をとってほしい」などです。

また、子どもはそれぞれのペースで発達していきます。
例えば、上記の掃除機のコンセントの例では、もしかしたら、「コンセントで遊ぶことがどこまで危ないのか」ということがまだきちんと理解できなかったのかもしれません。
「同じ年齢の子は皆理解している」と思われることでも、お子さんにとってはまだ理解できないこともあると考えてみるとよいかもしれませんね。

怒らない子育てにはこんなメリットが!

先生(女性)
怒らない子育ては、褒める子育てと同じです。良い行動に適切な注目や褒め言葉を与えていくことが、お子さんの良い行動を増やすことにつながります。
そして、何よりも怒らない方が、親御さんご自身の心が軽くなります

そして、お子さんに対して、「大人もイライラするけど、こうやってうまく感情をコントロールしているんだ」という見本を示してあげられるでしょう。

ペアレンティングの研究の中で、親が怒れば怒るほど、子どもはますます反抗的になるという研究があります。これは「怒る」だけではなく、「指示を出す」「注意する」などの行動も含んでいます。

怒ることで子どもの良い行動が増えていくなら良いのですが、「人に言うことを聞かせるには怒ればいい」という行動パターンを学んでしまう可能性があります。
もし、お子さんがお友達や誰か他の人に何かしてほしい時、「相手に怒ればいい」という子になってしまったら困りますよね。
たとえ表面的には言うことを聞くようになっても、それはなぜそのような良い行動を取った方が良いのかを学んだのではなく、恐怖感や単純に怒られないためにとった行動にすぎません。

怒らない子育ての3つのコツ

先生(女性)
怒らない子育てのコツとして、
  1. 子どもの行動のいい面に目を向ける
  2. 目に見える絵や文字・音で本人に伝える
  3. イライラから気をそらす
の3つが挙げられます。

コツ1. 子どもの行動のいい面に目を向ける

子どもができていないと思う行動の中に、少しでも良い要素がないか探してみて下さい。
多くの場合、ダメな行動をとった時に怒ってしまい、すべき行動をとった時には何も声掛けがないということがよくあります。
自分から良い行動をとっていた時は声をかけられず、良くない行動の時だけ怒られるというのでは、子どもは良い行動をとろうという意欲がわかなくなってしまいます。

例えば、朝、学校の支度をなかなかせずに遊んでしまっている時に、「なんで早く支度しないの!!」と怒るのではなく、朝、すぐに支度に向かえた日にまず十分に褒めておきます。
「毎日学校の支度をすぐにするのは難しかったが、今週は1日だけすぐに支度ができた日があった」という場合は、その日にたくさん褒めておくのです。
このポジティブな働きかけの積み重ねが良い行動を増やすことにつながります。

コツ2. 目に見える絵や文字、音で本人に伝える

口頭で怒っていると、子どももだんだん口答えするようになり、エンドレスな戦いになってしまうことがあります。そこで、言葉ではなく、目に見える絵や文字、音など他のもので、本人に伝える方法があります。

例えば、コンセントには「触ってはだめ」というわかりやすい絵を貼っておく朝支度が進まないのであれば、ごはんの時間や支度を開始するべき時間にアラームや音楽をセットしておく、というのも手ですね。
なかなかそれでも進まないようでしたら、「~~したら~~できる」というルールを設定してみても良いでしょう。

コツ3. イライラから気をそらす

大人もイライラすることがあると伝えることは自然なことです。もしイライラしてしまったら、何かで気をそらしてみましょう。
子どもからいったん離れて家事に集中するのもよし、少しテレビを見る、スマホで何かチェックするでもよし、少し呼吸を置いてみましょう。

もし、なかなかお子さんから離れられないようでしたら、その日はいったんイライラしてしまうような課題は棚上げしておくのも手です。
例えば、うまくお子さんのトイレトレーニングができなくてイライラしてしまうようであれば、ひとまず今日のトイレトレーニングはいったん中断し、「また明日にしよう」と考えられたらいいですね。

先輩ママの「感情コントロールのコツ」

ママと娘

「すぐ感情的に怒ってしまう…。」

そんなママのために「感情的に怒らないために心がけていること」を聞いてみました。

怒る直前に一旦子どもから離れる

ママ
怒る一歩前に深呼吸したり、トイレに行くなどひとまず子どもから少し離れて感情的になるのを落ち着かせるようにしています。
(1歳と3歳の男の子のママ)

子どもから離れることで気持ちを整理することができます。

子どもの行動の理由を考える

ママ
まずは怒る前に、じーっと子供の行動を観察するようにしています。

「なんで、この子はこんなことをしているんだ?」「何を考えているんだ?」と、考えるようにする。
(0歳と4歳の男の子のママ)

「できないことが当たり前」と考える

ママ
失敗しても、「できないことが当たり前」という前提で考え、できたときにいっぱい褒めてあげる。
(1歳の男の子のママ)

過度に期待してしまうとイライラしてしまいます。
“できなくて当たり前”ということを忘れないようにしましょう。

怒ってしまっても大丈夫!アフターフォローをしっかりと

ハグ

「子どもを怒ってしまった…。」
「どうフォローしたらいいの?」
そんなお悩みを持つママに、先輩ママ・パパの「アフターフォローの仕方」を紹介します。

ママ・パパから謝る

パパ
まずは名前を呼んでしっかりと目を見て叱ったことは謝ります。
(4歳と7歳の女の子のパパ)

まずは感情的に怒ってしまったことを素直に謝ることが大切です。

スキンシップを多めにとる

ママ
怒ってしまったあとは出来るだけハグなどのスキンシップでフォローするようにしています。
(5歳と小学1年生と小学4年生の男の子のママ)

「大好き」と伝える

ママ
抱きしめたり、顔をすりすりしたりながら、「ママ○○ちゃんのこと大好きだよ」と言葉にして愛情を伝えています。
(0歳と3歳の女の子のママ)

言葉にして伝えることで、子どもも「愛されているんだな」と感じることができます。

遊びに誘う

ママ
「ママ、一緒に遊んでほしいな」と言うと、落ち込んでいても「いいよ!」と笑顔に戻る。何故怒ってしまったのか、言うことを聞いてくれなくてママは悲しくなったことを伝える
(0歳の女の子と3歳の男の子のママ)

子育て中のイライラ対策

休憩

子育て中、すぐにイライラしないために「工夫していること」を聞いてみました。

ゆとりを持ってスケジュールを組む

ママ
私は計画をちゃんと経てて行動する性格だったので臨機応変に…というのが苦手でした。
でもそれがイライラの原因になってしまっていることに気づいてからは時間を気にしないようにしました。
約束があるときは除きますが、家では臨機応変にできるようになってからイライラが減りました
(1歳と3歳の男の子と、6歳女の子のママ)

自分の予定通りに物事がすすまないとイライラしてしまいます。
時間がかかることを想定して、予定を詰め込まないようにしましょう。

家事を手抜きする

ママ
うまく時間が回らないとイライラするので、家事はとにかく手抜き、うまくいかなくても、「明日やればいっか」と思うようにしています。
(3歳の男の子のママ)

手を抜けるところは抜いて心にも余裕を持つようにできるといいですね。

自分の時間を確保する

ママ
子供達を親に見てもらって、数十分でも1人の時間を作る
(小学5年生の子のママ)

短時間でもかまいません。自分の好きなことをする時間をつくりましょう。
子どもを預けるのが難しい方は、子どもが寝た後や朝の時間にリフレッシュタイムを設けるのがおすすめです。

仲直りの後は、切り替えて楽しく遊んで過ごしましょう!

叱る場合と怒らない場合をきちんと使い分けて、子どもと向き合っていけたらいいですね。


坂野真理 先生

監修者

虹の森クリニック

院長
坂野真理 先生

経歴

日本精神神経学会認定 精神科専門医

日本医科大学医学部卒
東京大学医学部附属病院小児科及びこころの発達診療部、医療福祉センター倉吉病院精神科等を経て、英国キングスカレッジロンドンの精神医学・心理学・神経科学研究所(IoPPN)にて修士号取得
2018年 虹の森クリニック(児童精神科・精神科)開業
2020年 虹の森センターロンドン開設。日英両国において子どものこころに関する診療および情報発信を行っている。

 
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