【医師監修】子どものストレスチェックと解消法。爪噛みや嘔吐もサインかも

【医師監修】子どものストレスチェックと解消法。爪噛みや嘔吐もサインかも

公開日:2020-01-06 | 更新日:2022-09-08

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この症状は・・・もしかしてストレス?

子どものストレスサインや、ストレスを溜めやすい子どもの特徴をお医者さんが解説します。

親の接し方のアドバイスやNG例、ストレス発散ができる遊び例も紹介します。

武井 智昭 先生

監修医

高座渋谷つばさクリニック

院長
武井 智昭 先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

子どものストレスチェック

その行動、その仕草。
子どもが“ストレスサイン”を発しているかもしれません。

先生(男性)
子どもの行動をよく観察し、ストレスを感じていないかチェックしてみてください。

”軽度”のストレスを感じている

  • 爪を噛む
  • 胃腸の調子が悪くなる(嘔吐や腹痛)
  • 頭痛
  • チック
  • 落ち着きがなくなる
  • 寝つきが悪い
  • トイレが近い

”中度”のストレスを感じている

  • 元気がない
  • ぼぉーつとしている
  • イライラしやすい
  • 不安が強くなる
  • 集中力がなくなる
  • 甘えが強くなる

”重度”のストレスを感じている

  • 不登校、引きこもりになる
  • 攻撃的な言動が増える
  • 感情の起伏が激しい
  • ゲーム等、好きなことに対する興味が薄くなる
  • 不眠状態になる

あてはまるものが多いほど、ストレスを感じている可能性が高いです。

ストレスを感じやすい子どもの特徴

ストレス

以下のような特性・性格をもっている子どもは、ストレスをためやすい傾向があります。

  • 気配りが上手
  • 必要以上に場の空気や人の顔色を読む
  • 繊細
  • 頑張り屋さん
  • 感受性が強い
  • 感情移入しやすい
  • 小さい音や環境の変化にすぐに気付く
  • 手触り・臭い・音・気温等に敏感に反応する
  • 大きい音や人ごみが苦手な傾向がある

ストレスを感じやすい子どもは、楽しい時間を過ごしていても、どこかで気を遣い過ぎているようで、帰宅すると疲れが出てしまうこともあります。

できるまでやり続けて疲れてしまう努力家さんや、ささいな言動に反応して傷付き、引きずってしまう繊細な心を持っている子どものママ・パパは、子どもの心をしっかりケアしてあげることが必要です。

ストレスを受け続けると・・・

先生(男性)
子どもがストレスを受け続けると、精神的・身体的症状を伴う疾患に発展してしまう恐れがあります。

ストレスにより体に何らかの症状が出る心身症などがあります。それらの疾患は多岐にわたります。

その中でも代表的なものとして以下が挙げられます。

過敏性腸症候群

腸管の動きに問題があり、腹痛などのお腹の症状が2ヶ月以上続く疾患です。ストレスとの関連が強いと言われています。

アトピー性皮膚炎

かゆみを伴う湿疹が慢性的に続きます。良くなったり悪くなったりを繰り返します。

過換気症候群

呼吸が速くなり、息苦しさやめまい、手足の痙攣などが症状として現れます。

親ができる4つのこと

家族

1.子どもと肯定的なコミュニケーションをとるようにする

ネガティブな発言はせず、子どもの話に真摯に向き合い、気持ちに共感してあげましょう。
「大丈夫だよ」「心配いらないよ」等、子どもを安心させる言葉を伝えましょう。

できないことを叱るのではなく、できたことを褒めてあげることも大切です。

2.子どもとのスキンシップを増やす

ギュッと抱きしめたり、手をつないだりする機会を増やしてみましょう。

3.子どもが好きなことをさせてあげる

子どもが夢中になれる遊びや、集中してできることを大事にしてあげましょう。

4.子どものストレスの原因を見つける

家庭を心から安心して過ごせる場所にするために、子どものストレス原因を見つけるために日常生活を見直しましょう。

ママ・パパだけでは対応が困難と判断した場合、無理をせず専門機関で相談しましょう。

親がやってはいけないこと

先生(男性)
こんな態度を、子どもにとっていませんか?

以下のような接し方をしていないか、一度ご自身でチェックして見ましょう。

  • 「どうしてできないの?」等の否定的な言動
  • 心配し過ぎて動揺する
  • 感情的になり過ぎる
  • 子どもの言動一つ一つに過剰に反応して、叱り過ぎる
  • 他者と比較する
  • 子どもの気持ちを無理やり聞き出そうとする
  • 親が全てを解決しようとする
  • せっかく子どもが話し始めてくれたのに、その話をさえぎり、親が意見を言う
  • 原因を追究し、子どもを追い込む

子どものストレス発散ができる遊び

公園遊び

先生(男性)
近年では、ゲームやスマートフォンによってストレス症状が悪化することがあります。

走ったりジャンプしたり、できるだけ体を動かすように努めてください。

おすすめの遊びの例

  • 自然の中で遊ぶ
  • 音楽に合わせて体を動かす
  • 紙飛行機を作って飛ばす
  • 風船で遊ぶ
  • 歌を歌う
  • 自由に使えるスペースを作り、好きなように絵を描かせてあげる
  • ジェスチャーゲームをする
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