子どもの腹痛は「ストレス」が原因?親はどう対処する?【医師監修】

子どもの腹痛は「ストレス」が原因?親はどう対処する?【医師監修】

公開日:2020-01-06 | 更新日:2020-08-06

子どもの腹痛が続くとき、もしかしたら原因は「ストレス」かもしれません。
ストレスに起因する腹痛の症状の特徴対処法をお医者さんに聞きました。


武井智昭 先生

監修医

高座渋谷つばさクリニック

院長
武井智昭 先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会 小児科専門医

2002年 慶應義塾大学医学部を卒業
2002年 慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年 立川共済病院勤務
2005年 平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年 北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年 横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年 「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年 「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

ストレス性腹痛の6つの特徴

  • なんとなくお腹が痛いと訴える。
  • 腹痛・腹部の不快感を繰り返す。(2か月以上)
  • 腹痛が起きても、排便すると痛みが緩和するケースが多い。
  • 腹痛の軽快と悪化を繰り返しながら続く。
  • ストレスの前には便秘、下痢が起きやすい。
  • 吐き気や嘔吐、腹部膨満感等の症状を伴う場合もある。

ストレス性腹痛の対処法

子供の腹痛

痛みを緩和し、ストレス性腹痛を改善するために、ママ・パパが行うべき対応を解説します。

1.ゆっくり深呼吸する

先生(男性)
腹式呼吸でゆっくり深呼吸させると、気持ちが落ち着く場合があります。

2.生活習慣の改善

  • 早寝早起き
  • バランスの良い食事(1日3食、特に朝食)
  • 排便習慣(特に朝食後)

の3つを心掛けましょう。

3.体内時計を正す

睡眠不足や、毎日の起床時間のズレによる体内時計の乱れを防ぎましょう。

4.適度な運動を行う

体を動かすことで、腸の働きを活性化させましょう。
セロトニンの働きが活発になり精神状態が安定します。

5.楽しく過ごす

家族みんなで外に出て体を動かして遊んだり、好きなことをしたりして楽しい気分で過しましょう。

<専門機関でカウンセリングが必要なことも>
ストレスの原因を除去するために、メンタルケア、カウンセリング等を行うと症状の緩和が期待できると考えられています。
その一方で、重篤な疾患でないことを否定することも重要です。

子どもへの接し方

ストレスをかかえた子供

先生(男性)
ストレスが原因で腹痛が起きていることを家族に理解してもらえないと、精神的苦痛が増加して、抑うつ状態や引きこもり等を引き起こす可能性もあります。

子どもの気持ちに寄り添いながら、一緒に解決していくという姿勢が必要です。

ママ・パパは、ストレス性腹痛を抱える子どもにどう対応してあげたらいいのか、コミュニケーションの例をあげて紹介します。

OK例

先生(男性)
痛い部分に手を当てて、「大丈夫だよ、治るよ」「痛いのに頑張ったね」と安心させてあげたり、マッサージしてあげたり、子どもの立場にたって優しく接してあげましょう。
  • 日常的に子どもの話に耳を傾け、たくさんお話をする。
  • 親子のスキンシップを多くする
  • 痛い部分を温めてあげる
  • 症状が落ち着くまで、無理をさせずゆっくり休ませる

NG例

先生(男性)
「どうして痛いの、我慢しなさい!」など、子どもの気持ちを否定する声かけはやめましょう。

また、心配だからと質問し過ぎると、さらなるストレスとなり症状を悪化させる恐れがあります。
  • 原因を追究するために質問ぜめにする
  • 子どもが痛がる様子をみて、親が動揺して慌てる
  • 子どもの気持ちを否定する
  • 無理やり嫌がることをさせる
  • 何か作業を行いながら会話する

ストレスではないかも?よくある判断ミス

先生(男性)
ストレス性ではなく、急性胃腸炎、盲腸(虫垂炎)、食中毒、腸重積等の可能性もあります。

子どもの様子をよく観察しましょう。

  • 激しい痛みで泣く
  • 高熱を伴う
  • 寝ているときも痛くて起きてしまう

等、様子がおかしい場合は、医療機関を受診して正確な診断を受けてください。自己判断で大丈夫だと判断するのは危険です。

小児科を探す

病院の受診の目安

  • 夜間にも腹痛がおき眠れない
  • 痛みが強くなる
  • 下腹部に痛みがある
  • 発熱を伴う
  • 血便
  • ストレスに対する治療を行っても快方に向かわない

等の場合には医療機関を受診してください。

何科を受診?

先生(男性)
まずは小児科を受診して相談することをおすすめします。

その後、心療内科や精神内科を受診するケースもあります。

小児科を探す

治療法

医療機関を受診し、消化管運動機能を調節する薬や、漢方薬、抗うつ薬、抗不安薬等を処方してもらいましょう。

参考
過敏性腸症候群(日本小児心身医学会)
www.jisinsin.jp/detail/02-shimada.htm
児童期の心身症-体の不調/変調について(医療法人杏和会阪南病院)
www.hannan.or.jp/jidoseishinka/pdf/120413_kureke.pdf
心のサインとしての腹痛(三芳町)
https://www.town.saitama-miyoshi.lg.jp/kosodate/shiritai/column2.html
腹部、おなかのあたりを痛がっている場合(日本医師会)
https://www.med.or.jp/clinic/sick_itami_onaka.html
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