実はよくある「軽い水疱瘡に気づかない」軽症でも登園はNG&受診が必要です

水疱瘡の症状が軽くて気づかない…。
軽度なら自然に治る？それとも病院に行った方がいい？

軽い水疱瘡の症状が出る原因と、正しい対処法をお医者さんに聞きました。
家族への感染力とその予防方法についても解説します。

なぜ？水疱瘡に気づかない理由

水疱瘡の症状が軽く、気づかないことがあります。

症状が軽くなる原因として
・予防接種を受けた
・患者自身の抵抗力が強い
の2つが考えられます。

多くの子どもは予防接種によって、免疫がついています。
そのため水疱瘡に感染しても、症状が出ないケースや軽症で済むケースが増えてきています。

また、抵抗力が強い人も、軽症で済むことがあります。

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軽い水疱瘡でもうつる！

軽い水疱瘡でも、感染力は変わりません。

症状が軽くても感染力に差はありません。通常の水疱瘡と同じように、家族や友達にうつしてしまうおそれがあります。

予防接種前の抵抗力の弱い赤ちゃんや、水疱瘡にかかったことのない子どもがいる場合は、そばに近づかせないように注意してください。

予防方法

感染したことのない人は、手洗いうがいを徹底して行い、感染を予防しましょう。

お風呂は入ってもいい？

・発熱していない
・発疹が治まっている
・立ってもフラフラしない
ようであれば、お風呂に入ってもいいでしょう。

軽い症状でも、入浴で体を温めるとかゆみが出てしまうことがあります。できればシャワーで汗を流す程度にしましょう。

※ただし、かかりつけの先生の指示があれば、そちらに従ってください。

入浴の注意点

湿疹がある場合、ゴシゴシ洗いは避けましょう。

石鹸をよくあわ立てて、手で体をさっと洗う程度にしてください。
発疹が出ている部分をこすったり、かさぶたを無理に剥がしたりすると跡になってしまうことがあります。
まは、以下の4ポイントにも気をつけてください。

1. 長湯を避ける
2. タオルは共有しない
3. 感染したことがない人とは一緒に入浴しない
4. 空気感染を防ぐため、入浴後に浴室を換気する

登園・登校しても大丈夫？

医師の許可が出るまでは出席停止になります。
（学校保健安全法により）

全ての発疹がかさぶたになるまでは、うつしてしまう可能性があります。保育園や学校はお休みしましょう。

登園・登校の際の注意点

体育やプールの授業は、子どもの体力が万全になるまでお休みしましょう。

登園・登校した後も、発熱や発疹のかゆみが続いていて、睡眠不足だったり、食欲もないこともあります。

病院は行かなくてもいいの？

症状が軽くても、水疱瘡の可能性があるときは、病院を受診してください。

また、次の症状がでている場合も、必ず受診するようにしましょう。

• 発疹にかゆみがある
• 発熱している
• 元気がなくなってきた

かゆみがあると、子どもは掻いてしまいます。
跡を残さないためにも、病院で薬をもらうとよいでしょう。

＼ワンポイントアドバイス／
通常、水疱瘡は1度かかれば2度はかかりません。
診察を受けておけば、「水疱瘡を発症」したという記録にもなりますので、受診しておいた方が良いでしょう。

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