【医師監修】生後3ヶ月の赤ちゃんが喜ぶ「遊び」アイデア集。おもちゃのオススメも

生後3ヶ月の赤ちゃんが喜ぶ「遊び」を先輩ママ・パパに聞いてみました。

生後3ヶ月の赤ちゃんの身体の発達や遊ぶ時間の目安とタイミング、おすすめのおもちゃ、事故防止のポイントなども詳しく紹介していきます。

監修者

高座渋谷つばさクリニック

院長
武井 智昭 先生

経歴

公益社団法人 日本小児科学会　小児科専門医

2002年　慶應義塾大学医学部を卒業
2002年　慶應義塾大学病院 にて小児科研修
2004年　立川共済病院勤務
2005年　平塚共済病院小児科医長として勤務
2010年　北里大学北里研究所病原微生物分子疫学教室勤務
2012年　横浜市内のクリニックの副院長として勤務
2017年　「なごみクリニック」の院長として勤務
2020年　「高座渋谷つばさクリニック」院長就任

生後3ヶ月の赤ちゃんの発達の特徴

視力、聴力、運動機能など、生後3ヶ月の赤ちゃんの「体の発達」について解説します。

生後3ヶ月の赤ちゃんの「視力」

視力は0.05程度まで見えるようになり、判別できる色も増えてきます。

赤、黄色、黒、白などがわかりやすいようです。
人の顔の表情もぼやっと見えてきます。

生後3ヶ月の赤ちゃんの「聴力」

赤ちゃんは生まれたときから音が聞こえています。
生後3ヶ月頃になると、音や声がした方に視線を向けるようになります。

生後3ヶ月の赤ちゃんの「運動機能」

首が座り始めて、体幹の筋力も増えてきます。

両手ともに開いてきて、握ることもできます。

生後3ヶ月の赤ちゃんの「感情表現」

話しかけると反応して声を出し、表情も含めて声を出して笑えるようになります。

また、顔の判別ができるようになってきます。

生後3ヶ月の赤ちゃんの「言葉」

この時期の赤ちゃんは、「あー」、「うー」、「クー」など、意味をもたない言葉を発します。

こんな遊びがおすすめ♪

生後3ヶ月頃は、感情が豊かになりつつある頃です。
絵本を読み聞かせたり、外の景色などを見せたりして、いろいろな世界に触れましょう。

少しずつ、赤ちゃんの体を動かす遊びを取り入れてもよいでしょう。

ただし、首は座っていても「歩行訓練」「つかまり立ち」の練習などはまだ早いです。
必要な筋力がついてから行いましょう。

おすすめの遊び方の例

生後3ヶ月の赤ちゃんにおすすめの「遊び方」を紹介します。

音を出す遊び

手をパンパン叩いたり、ラッパのおもちゃを鳴らしたり、様々な方向から音を聞かせてみましょう。

音のする方を向けたら、「よくできました」と褒めてあげましょう。

蹴伸び運動遊び

両足を持って縮めたり伸ばしたりします。
歌に合わせて繰り返しましょう。足の運動になりますよ。

手足の感覚（ボディーイメージをつける）ために、マッサージすることも効果的です。

どれくらいの時間遊ぶのがいい？

赤ちゃんが遊ぶ時間には個人差がありますが、「機嫌よく遊んでいる間」が目安です。
無理して体を動かす必要はありません。

遊ぶタイミングは、「日中」や「おむつ替え」の時などがよいでしょう。
疲れている時や、ぐずっている時に無理をさせるのはやめましょう。

先輩ママ・パパに聞く「生後3ヶ月の赤ちゃんが喜んだ遊び」

先輩ママ・パパに「生後3ヶ月の赤ちゃんが喜んだ遊び」を聞きました。

いないいないばぁ

「いないいないばぁ」をよくしていました。
手だけでやるのではなく、ぬいぐるみや木の陰から隠れて出てくるのも喜んでいました。
（3歳の女の子のママ）

マッサージ

マッサージをしてあげると、ウギャウギャ声をあげて喜んでくれていました。
私もニコニコ笑顔になったので、余計に楽しかったようです。
（5歳の女の子のママ）

くすぐり遊び

くすぐり遊びをよくしていました。
わらべ歌に合わせて、体をくすぐると「きゃきゃ」と声を出して笑ってくれることも多かったです。
（0歳の女の子と2歳の男の子のママ）

顔を見合わせておしゃべり

お腹の上に腹這いにさせた状態で寝かせて、顔を見合わせてお話しをしたり、自分が腹筋して赤ちゃんに顔を見せたりすると笑って喜んでいました。
（0歳の男の子と5歳の女の子のママ）

抱っこしてスクワット

抱っこしてスクワットすると声を出して笑ってくれました。
（0歳の男の子のママ）

音遊び

この時期は特に手を叩いたり、音を出したりする遊びが好きだったので、音楽をかけて一緒に手を叩いていました。
（3歳の女の子と小学1年生の男の子のママ）

タオルをヒラヒラ

娘が天井を見ているときに、ふとタオルを顔に当たるか当たらないかくらいでヒラヒラさせたらツボだったのかニコニコに！！
しまいには声を出して笑い始めました。
（小学1年生の女の子のママ）

おすすめのおもちゃ

生後3ヶ月頃の赤ちゃんには、

• 色がカラフル
• 触るといろいろな感触が楽しめる

おもちゃがおすすめです。

おもちゃを選ぶときの注意点

なんでも口に入れたがる傾向にあるので、誤飲しないよう、口に入らない大きさのもの（おおよそ４cm以上）を選びましょう。また、舐めても大丈夫な素材のもの、ネジや部品が細かく分解できるものなどは避けて選びましょう。

先輩ママ・パパに聞く「生後3ヶ月の赤ちゃんが喜んだおもちゃ」

先輩ママ・パパがおすすめする「生後3ヶ月の赤ちゃんが喜んだおもちゃ」を紹介します。

プレイジム

寝転がりながら遊べるプレイジムがおすすめです。
手で触ると音が鳴ったり、動かした足に当たった人形が目の前で動いたりするのを喜んでいました。
（2歳の女の子と5歳の男の子のママ）

メリー

ミキハウス製のメリーを使っていました。
視線で追いかけたり、手をのばそうとしたり、飽きずにずっと遊んでくれるのでおすすめです。
（1歳の女の子のママ）

ガラガラ

音などにも反応するようになってくるので、音が鳴るガラガラを振ってあげると反応して喜ぶようになりました。
（１歳の女の子と４歳の男の子のママ）

オーボール

オーボールは、指を通せば簡単に握れるのでおすすめです。
片手で握ってよく振っていました。
（4歳と6歳の女の子のママ）

パペット人形

まだ一人で遊べないので、パペット人形を使って話しかけたりするとすごく喜んで見てくれるのでおすすめです。
（1歳の女の子と3歳の男の子のママ）

生後3ヶ月の赤ちゃんと遊ぶときに「気をつけること」

赤ちゃんの手の届く範囲に、小さなおもちゃや小物などを置かないでください。

気がつかないうちに握って、口に入れてしまうことがあります。