妊娠中の歯と歯科治療について。赤ちゃんへの影響はある?

妊娠中の歯と歯科治療について。赤ちゃんへの影響はある?
2019-06-18 公開

妊娠中に歯が痛くなったらどうするの?薬やレントゲンは、赤ちゃんに影響があるの?妊娠すると、不安なことがたくさんありますね。この記事では、妊娠中の女性が知っておくべき、ママと赤ちゃんの歯のことについてまとめました。

監修医

松岡歯科クリニック 院長 松岡 浩司先生

 

松岡歯科クリニック

愛知県名古屋市名東区西山本通2丁目12 エミナンス松岡1階

赤ちゃんの歯は妊娠中の栄養素が大事!特にカルシウムはしっかり摂取しましょう

カルシウムは赤ちゃんの発育に影響

妊娠中の女性は、赤ちゃんのためにたくさんの栄養を必要としています。とくに必要なのが、葉酸・鉄・カルシウムです。中でもカルシウムは赤ちゃんの歯や骨の発育に影響する栄養素なので、虫歯に負けない強い歯を作るためにも妊娠中にはしっかりとカルシウムを摂りたいものです。

乳製品に含まれている動物性のカルシウムは吸収が良く、加熱にも強いので、とくに妊娠中は積極的に摂りましょう。ビタミンDやたんぱく質、クエン酸と一緒に摂ると、吸収率がよりアップすると言われており、おすすめです。

カルシウムが多い牛乳

カルシウムが多く取れる、おすすめの食品

牛乳(200gあたり220mg コップ1杯)
ヨーグルト無脂肪無糖(100gあたり140mg 1カップ)
プロセスチーズ(20gあたり126mg 1切れ)
干しえび(5gあたり355mg 大さじ1弱)
ひじき(10gあたり100mg 小鉢1つ)
木綿豆腐(100gあたり150mg 1/2丁弱)
納豆(50gあたり45mg 1パック)

出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

妊娠中は虫歯になりやすい!?歯周病にも要注意

妊娠すると虫歯になりやすくなる理由

妊娠中は、虫歯になりやすいときです。

その理由は…

・つわりで十分な歯磨きができない
・食べつわりで常に何かを口にしている
・唾液の量が減る
・妊娠中には虫歯の原因になる甘いものや酸っぱいものを食べたくなる

といったことが挙げられます。

また、妊娠中には歯周病菌のエサとなる女性ホルモンが急激に増え、歯肉の炎症が起こりやすくなります。歯周病は流産や早産のリスクもあるとされ、妊娠中の女性にはとっても怖い病気なのです。

妊娠中の歯科治療。安全なの?いつ行けばいいの?

「妊娠中に歯が痛くなったらどうしよう」と不安になっていませんか。妊娠中でも、歯の治療はできます。

妊娠中の歯科治療

歯医者に行くなら、安定期がおすすめ

妊娠中に歯科治療を受けるなら、安定期に入った妊娠5ヶ月(妊娠16週)~妊娠7ヶ月(妊娠28週)くらいまでがおすすめです。歯医者を受診するときには、妊娠していることと、妊娠週数を必ず伝えるようにしましょう。

歯科治療による赤ちゃんへの影響

歯の治療を受けたくても、赤ちゃんへの影響が心配ですよね。

まず、レントゲンは、胎児への影響がほとんどないと言えます。撮影する歯は、お腹から離れていますし、防護エプロンを着ることで被爆量を軽減できます。心配な方は、歯科医師と相談して決めましょう。

「自然放射線」と「レントゲン検査」の被爆量は、今やデジタルレントゲンが普及しており、局所的な歯の検査に必要な被爆は0.006mSv(ミリシーベルト)、全体の歯の検査に必要な被爆は0.01mSvであり、歯科用CTでも0.04mSvです。

東京・ニューヨーク往復を航空機旅行すれば0.2mSv、世界の年間自然放射線が2.4mSv、ブラジル・ガラバリ市街地の自然放射線が10.0mSvであることと、放射能(放射性物質)は、体内に残留しますが、診断用X線は身体にまったく残らず、毎日1~2回程度のレントゲン撮影をしても身体に影響を与える事はありません。

次に、麻酔や痛み止めの薬の服薬は、歯科医師の指示の元に行えば、問題ありません。

例えば、局所麻酔の注射は、赤ちゃんへの危険性がほとんどありません。安定期であれば、痛みが強い場合に、使用されることが多いでしょう。

痛み止めなどの薬も、赤ちゃんへの影響が少ないものを、必要最小限処方されます。(日本産婦人科学会では、カロナール(一般名:アセトアミノフェン)が第一選択薬として推奨されています 。)

まとめ

赤ちゃんが生まれるとなかなか治療に行けなくなります。歯の痛みなどがある場合は、できれば妊娠中に治療をしておきましょう。

自治体によっては、妊婦歯科検診を実施しており、妊娠中・産後に1回ずつ無料で歯の状態を診てもらえます。詳しくは、お住まいの自治体に確認してみてください。

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先生(男性)

妊娠中の痛みを我慢している方が、胎児にも母体にも負担がかかるケースでは、怖がらずに歯科医師と相談して治療をした方が良い場合が多々あります。長い妊娠期間を快適に過ごしていただき、早産や低体重児のリスクも減らしましょう。(松岡 浩司先生)

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