おもしろい！4歳におすすめの絵本14選｜思いやりの心やユーモアを育てる物語

4歳におすすめの絵本のテーマ

主人公の気持ちに寄り添う

主人公の喜怒哀楽や心の内面がストレートに表現された絵本は、自分以外の他者に共感・同情する心を育てます。主人公になったつもりで絵本の世界を楽しんでいるうちに、さまざまな感情や価値観を学ぶことができますよ。

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思いやりの心を育てる

家族や友達との関わり合いがテーマの絵本なら、「自分だったらどうするか？」と考えるきっかけになるのが大事なポイント。絵本を通して学んだ思いやりや協調性は、保育園・幼稚園での集団行動にもきっと活かされるはずです。人間関係のルールやマナーも楽しみながら学べます。

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ちょっぴりこわい

お子さんはまだ見たことのない世界に心惹かれるもの。ほんのり恐ろしい雰囲気のある絵本は、好奇心や想像力を掻き立てます。読み聞かせする際も、臨場感たっぷりに抑揚をつけてあげれば表情豊かな反応が見られますよ。

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ユーモアたっぷり

ほのぼのとしたユーモアたっぷりの絵本は、寝る前の読み聞かせにぴったりです。ほっと一息つけるようなゆるい世界観と、クスっと笑えるおもしろさがポイント。親子でのんびりリラックスしながら、会話も交えて楽しめます。

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ここからは、4歳におすすめの絵本をテーマごとにご紹介していきます。お子さんが繰り返し開きたくなるような、お気に入りの1冊を見つけてみてください。

主人公の気持ちに寄り添う

主人公になったつもりで絵本の世界を楽しんでいるうちに、喜怒哀楽さまざまな感情を追体験。人の気持ちを汲み取ったり、同情・共感する練習にもなりますよ。

はじめてのおつかい
福音館書店

小さなみいちゃんが、牛乳を買うために大冒険！はじめておつかいに出かける女の子の気持ちを丁寧に描いた、ベストセラー絵本です。道行く自転車に驚いたり、お金を落としてしまったりとトラブルが続出。緻密な描写とダイナミックな構図で、子どもが感じるドキドキ感をリアルに表現にしています。めげずにがんばる主人公の姿に自分を重ねて、勇気がもらえるストーリーも素敵なポイントです。

100万回生きたねこ
講談社

100万回生きて、100万回死ぬ、不思議な猫の物語です。ある時は王様の飼い猫、またある時はサーカスの猫、とさまざまな人生が描かれます。美しい白猫との出会いを通して、主人公の考え方が徐々に変化していく様子が注目のポイント。人生についての深いメッセージが隠されており、お子さんが成長するたびに、異なった視点で楽しめる絵本です。

いたずらきかんしゃちゅうちゅう
福音館書店

モノトーンで描かれた、大迫力の絵柄が子どもたちに大人気の絵本です。主人公は、元気な機関車「ちゅうちゅう」。重い客車を引くのが嫌になり、勢いよく飛び出す姿が、躍動感たっぷりに描写されています。ひとりぼっちになって寂しいちゅうちゅうの姿には、機関車なのに思わず共感してしまうはず。45ページの大判サイズで、読みごたえも十分。絵本の世界にどっぷり浸かって楽しめますよ。

こんとあき
福音館書店

小さな女の子「あき」と、きつねのぬいぐるみ「こん」の二人旅を描いた物語です。おばあちゃんの家までの道中は、ハラハラどきどきの連続。電車に乗るだけでも一苦労です。どんな時も「あき」を守ろうとする「こん」の姿が健気で愛おしく、応援したくなるはず。おばあちゃんをはじめ、二人を取り巻く家族の愛情もしっかりと描写されており、優しい気持ちになれること間違いなしです。

かいじゅうたちのいるところ
冨山房

国際的な絵本賞をいくつも受賞！世界中の子どもたちから愛され続けている、アメリカ初のベストセラー絵本です。主人公はやんちゃな男の子。かいじゅうたちがいる世界に迷い込み、大冒険を繰り広げます。恐ろしくも可愛いかいじゅうや、表情豊かな主人公、神秘的な風景など見所たっぷり。ほんのり暗いトーンの絵柄が、お子さんの想像力を刺激します。最後はほっとするような展開になっているので、お休み前の読み聞かせにもぴったりです。

おおきなきがほしい
偕成社

まるで主人公と一緒に大きな木に登っている気分に♪木の上に自分専用の小屋を作って気ままに過ごしたり、外の風景に見とれたり、りすや小鳥と遊んだり…。子どもの夢をそのまま表現したような物語に、一気に引き込まれるはず。絵本の向きを変えて読み進める仕掛けが、より一層好奇心を引き出します。

思いやりの心を育てる

家族や友達との関わり合いがテーマとなった、思いやりの心を育てる絵本をご紹介します。人間関係のルールやマナーを楽しみながら学べます。絵本を通して学んだ思いやりや協調性は、保育園・幼稚園での集団行動にも活かすことができそうですね。

スイミー
好学社

小さなお魚「スイミー」が大活躍する、不朽の名作絵本です。天敵に飲み込まれてしまった兄弟たちを救うため、知恵と勇気を振り絞り立ち向かうストーリーは、他者との関わりが増えてくる4歳にぴったり。仲間を大事にする気持ちや、恐れず挑戦することの大切さなど、多くのことを学べるはずです。さまざまな技法で表現される深海の様子は、まさに唯一無二。この絵本でしか出会えない独自の世界観に、一気に引き込まれます。

からすのパンやさん
偕成社

ページいっぱいに並べられたユニークなパンに、思わず夢中に！物語の舞台は、森の木の上にある「からすのパンやさん」。いつも大忙しですが、一家総出で明るく乗り切る姿に思わず笑顔がこぼれます。カラスの夫婦と4羽の子カラス、それぞれの愛らしく豊かな表情にも注目ですよ。

そらまめくんのベッド
福音館書店

可愛いキャラクターたちと一緒に思いやりの気持ちが学べる、人気の「そらまめくん」シリーズ1作目です。そらまめくんのお気に入りベッドがなくなってしまい、探しまわるところから物語がスタート。友達のために、自分のベッドを貸してあげられるようになるまでの成長を描いています。ものを貸す側、借りる側、それぞれの気持ちを想像しながら何度も楽しめますよ。

ぐるんぱのようちえん
福音館書店

ひとりぼっちのゾウ「ぐるんぱ」が、自分の人生や生きがいを見つけるまでの姿を描いた絵本です。いろいろな仕事を一生懸命がんばっても、うまくいかないぐるんぱ。ある人との出会いがきっかけで、子どもたちのお世話が好きなことに気づきます。最後には遊園地を作り、子どもたちと楽しく遊んでいるカットで幕を閉じます。ぐるんぱがいままでしてきた失敗も、全て報われるストーリーなので、読み聞かせしている大人も優しく温かな気持ちになれますよ。

ちょっぴりこわい

いつもと一味違う雰囲気に、好奇心が掻き立てられる、ちょっぴりこわい世界観が特徴の絵本をご紹介します。お子さんは暗めのトーンやおどろおどろしい雰囲気に敏感。臨場感たっぷりに読み聞かせれば、想像力を豊かに広げてくれますよ。

すてきな 三にんぐみ
偕成社

怪しい3人組の正体に興味津々！黒ずくめの泥棒たちが、ひとりの女の子をきっかけに変わっていく物語です。見た目は怖い泥棒3人組ですが、最後は孤児のためにお城を立ててあげる優しい心の持ち主。いい人か悪い人か判断に迷う描写が、子どもたちの想像力を広げてくれますよ。シンプルでおしゃれな絵柄もすてきなポイントです。

三びきのやぎのがらがらどん
偕成社

怖いのに「もう一回！」が止まらない！？北欧の大自然を背景に、3匹のヤギと怪物「トロル」の戦いを描いた昔話絵本です。橋を渡ろうとすると現れる、トロルの恐ろしい姿には泣き出す子もいるとか。勇敢なヤギたちとの戦いは迫力満点です。トロルを倒した後は、不思議な達成感を感じるはず。親子の絆も深まりそうですね。

ユーモアたっぷり

ほのぼのとした雰囲気でリラックス♪ユーモア絵本をご紹介します。ほっと一息つけるようなゆるい世界観と、適度なツッコミどころが親子の会話を弾ませてくれます。お休み前の寝かしつけ絵本としてもおすすめです。

11ぴきのねこ
こぐま社

可愛いのらねこたちが大活躍する、おなじみ「11ぴきのねこ」シリーズの第1作目です。大きな魚をたらふく食べるために一致団結。知恵を出し合い、体を張った作戦を実行します。11ぴきのねこたちは、ちょっぴり抜けたところがあるのも魅力。くすっと笑ってしまうオチは読んでからのお楽しみです。

キャベツくん
文研出版

キャベツを食べたいブタヤマさんと、お人好しなキャベツ君のやり取りが愉快なユーモア絵本です。黄色い空に浮かぶブタヤマさんの姿は、ページをめくる度にシュールな笑いを誘います。難しいことを考えずに、二人の軽妙なやり取りと、独特な世界観を楽しむのがおすすめ。気づいたころには、親子で不思議な魅力にハマっているはずです。