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冬に体がかゆい!冷やしてから保湿を。ぶつぶつは寒冷蕁麻疹の可能性も

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EPARKレポート-病気と健康
冬 かゆい 肘

【執筆・監修】
内科医 岡村信良(医療法人 小田原博信会 久野銀座クリニック)
内科医・岡村信良
【経歴】
平塚共済病院 小田原銀座クリニック 久野銀座クリニック

冬になると、乾燥して肌がかゆくなることはありませんか?
太ももを中心に、足や首、背中など、全身がかゆくなったり、ぶつぶつができる人もいます。
そこで今回は、体の部分別にかゆみの原因や対策を解説します。
寒さの刺激で引き起こされる「寒冷蕁麻疹」の可能性もあるので、注意してください。

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かゆみ対策|全身の部分別

体が乾燥してかゆい時は、保冷剤を包んだタオルなどで、かゆい部分を冷やしてください。
かゆいからといって掻いてしまうと皮膚のバリア機能が破壊されて余計乾燥し、かゆみが強くなります。
かゆみが弱まったら、保湿剤を塗り皮膚を保護しましょう。

冬 かゆい クリーム

以下、部分別のかゆみ対策です。

足がかゆい!太ももや膝の裏など

太もも・膝の裏・肘の内側・首は、柔らかい部分なので外部刺激を受けやすく、乾燥しやすいので、入浴後に保湿クリームをたっぷり塗ってください。
乾燥でかゆみが出るこれらの部分は、しっかり泡立てたボディソープで包み洗いしてください。ゴシゴシ洗いは、乾燥をさらに悪化させます。

わきがかゆい人はムダ毛処理に注意

わきも柔らかい部分なので、少しの刺激で肌が炎症を起こしたり、乾燥したりします。わき毛の自己処理(カミソリや毛抜き)が刺激となり、かゆみが出る場合もあります。
かゆみや痛みがあるときは、処理をやめましょう。
肌を傷めないようにするために、ムダ毛は医療脱毛を受けるのも一つの手です。

食べ物で乾燥対策を!

食べ物にも気を遣い、乾燥によるかゆみ対策をしましょう。栄養が偏っていると肌を守る保湿成分も作られにくくなってしまいます。
たんぱく質ビタミンミネラルを意識して食事をとりましょう。
また、体の温まる食べ物や飲み物は、血流を良くして、皮膚の隅々まで栄養分を届け、ターンオーバーを助けます。

なぜ冬にかゆくなるの?

冬 かゆい 乾燥

冬は、空気が乾燥するので、皮膚からの保湿成分が減少し、乾燥肌になります。乾燥した肌はバリア機能が低く、外部刺激を受けやすくなり、かゆみが出ます。
また、肌のターンオーバーが滞って角層が厚くなり、ブツブツした部分ができます。保湿することで、症状は良くなります。

寒冷蕁麻疹が原因の場合も

寒冷蕁麻疹は、寒さや冷たさの刺激により発症します。かゆみと一緒にブツブツや腫れが出ます。
乾燥によるかゆみとは異なり、発疹が出ている部分を温めて対処します。
寒冷蕁麻疹は、冷たい空気に触れた頬、手の甲などから出始めることが多く、悪化すると全身にかゆみや赤みが広まります。

掻くとますます悪化する

寒冷蕁麻疹は、掻けばますますかゆくなります。掻くのを我慢して、安静にし、体を温めてください。

ぶつぶつはどのくらいで消える?

冬 かゆい 防寒

寒冷蕁麻疹の発疹は、多くが通常数分~30分程度でおさまります。寒さで発症するので、防寒が予防につながります。
冬の外出時は、マフラーや手袋などを着用して、皮膚が寒気にさらされないようにしてください。治療では、他の蕁麻疹と同様に抗ヒスタミン薬を使用します。

まとめ

いかがでしたか。乾燥と寒冷蕁麻疹ではケアが違います。かゆみが出るという人は、一度皮膚科を受診し、診察を受けましょう。
また、健康的な肌作りには、皮膚のターンオーバーをスムーズにして保湿された状態の皮膚を作ることも重要です。睡眠はたっぷりと取り、ストレスのない生活を心がけましょう。

<参考>
「じんましん」にもいろいろなタイプがある/一般社団法人兵庫県医師会
https://www.hyogo.med.or.jp/health-care/036%E3%80%80

 

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