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現役眼科医がオススメ!市販の目薬の選び方【2018年】

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眼科医がおすすめする目薬

【執筆・監修】
眼科医 山内明子
山内明子(田町三田やまうち眼科)

田町三田やまうち眼科。東京医科大学眼科入局

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パソコンやスマホに集中しすぎて、気が付いたら長い時間画面を見続けてしまったという経験はありませんか?

目の疲れをはじめ、痛みや視界がかすんで見える、まぶしく感じる、鏡で目を見ると白眼が充血しているというような症状は、眼精疲労の特徴です。

そんなとき、お薬手帳を持って医師に相談するのが一番ですが、

デスクワークなどの慢性的な眼精疲労を軽減するために、もしひとつだけ市販の薬を買うとしたら、どんな成分や効能に注目して目薬を選ぶとよいでしょうか。価格の差についても詳しく解説していきます。

 

最もつらい症状を、改善してくれる目薬を選ぼう!

眼精疲労と言っても、症状はさまざまです。最もつらい症状にあわせて目薬を選ぶことが、失敗しない目薬の選び方になります。下記の中から、一番当てはまる症状を選んでみましょう。

● 目が痛む
● 視界がかすんで見える
● 目の乾燥が気になる
● 充血している

目が痛むとき

目が痛む場合は炎症している可能性が考えられるので、炎症を抑える成分を選びましょう。

炎症を抑える成分は

・グリチルリチン酸二カリウム
・アラントイン
・イプシロンーアミノカプロン酸

なので、これらの成分が入っている目薬を選びましょう。

視界がかすんで見えるとき

視界がかすみ、ピントが合いにくい場合は

・ネオスチグメンメチル硫酸塩

です。かすみを取り除き、ピント調整する働きがあります。

乾燥が気になるとき

デスクワークなどでパソコンやスマホに集中していると、まばたきの回数が減り、目が乾燥した状態のドライアイを招きかねません。

目の乾燥が気になる場合は、目の潤いを保つため

・塩化ナトリウム
・塩化カリウム

が入っている目薬を選びましょう。

充血しているとき

充血は、角膜が炎症を起こし血液が集まった状態をいいます。

このようなときにおすすめの成分は、

・塩酸ナファゾリン
・塩酸テトラヒドロゾリン

です。これらは、炎症部分の血管を収縮し炎症を抑える作用があります。

高価な目薬のほうが良く効く?

薬局やドラッグストアの目薬コーナーには、さまざまなメーカーの目薬が販売されています。値段もさまざまで、高いものの方が良い成分がたくさん入っていて効果があるのでは?

と選ぶ基準にすることもありますよね。

ですが、目薬に高価な良い成分が入っていたとしても、自分の症状に合わなければ、無駄になり、効果をあまり実感できないことがほとんどです。
そのため、目薬を選ぶ際は、価格ではなく自分の改善したい症状に合わせて選ぶことを忘れないでください。

気をつけること

コンタクトレンズを使用している人は、目薬の成分がコンタクトを傷つけてしまうことがあるので気をつけなければなりません。

コンタクト装着時でも使用できるものを選ぶことが大切です。

また、目薬を使用したとき、不快感があったり症状が悪化した場合、最悪のケースでは失明や病気が進行してしまうことがあるため、迷わず使用を中止して、眼科で診察してもらうようにしましょう。お薬手帳もしっかり持っていってくださいね。

一度開封して使用した目薬は、雑菌が繁殖していくので使用目安は1ヶ月以内に使い切るようにしましょう。もし、使い切れない場合は、新しいものに買い替えて使用するよう注意しましょう。

失敗しないコツ

目がかすむ、視界がかすんで見える、目の乾燥が気になる、充血しているといった症状のすべてに当てはまる場合はドライアイ対策の目薬を選びましょう。
パソコンやスマホ画面を集中して見ているときは、まばたきの回数が特に減り目が乾きやすくなります。

塩化ナトリウム塩化カリウムなどの成分が目の乾いた状態を改善させることにより、炎症や充血なども改善されます。

それでも改善されない場合は、特に気になる症状に合う目薬を選びましょう。

まとめ

デスクワーク中心で仕事をしていると、パソコンやスマホを見る機会も多く知らず知らずのうちに目を酷使してしまいがちです。

そのため、私たちの目は思った以上に疲れを感じています。

眼精疲労は放っておくと、ドライアイや充血などの症状が進んでしまいます。

できれば、目を酷使しないことが眼精疲労を予防するためには一番良いのですが、そういうわけにもいかないのが現状です。

パソコンやスマホを使っている間は、1時間に一度は遠くを見て目を休めましょう。

意識的にまばたきを多くし、目薬をうまく活用して、眼精疲労をためないように労わりましょう。


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