『群馬サファリパーク』アクセス・チケット・楽しみ方まで徹底攻略

公開日:2019-06-21 | 更新日:2023-05-19
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『群馬サファリパーク』アクセス・チケット・楽しみ方まで徹底攻略

群馬サファリパークは広大な敷地に、アフリカ、アメリカ、アジアなどの各大陸から集めた約100種約1,000頭羽の動物が本来の生態系に近い姿で暮らしているサファリパークです。今回はサファリエリアだけでなく、遊園地や売店も遊びつくしてきた徹底攻略レポートをお届けします。

群馬サファリパークとは?

群馬サファリパーク
 

群馬県富岡市にある群馬サファリパークは、日本で5番目の東日本では初の本格的サファリパークです。1979年オープンの歴史あるサファリパークで、日本で初めてアフリカゾウの繁殖に成功した実績もあります。

36万平方メートルの広大な敷地に、アフリカ、アメリカ、アジアなどの各大陸から集めた約100種約1,000頭羽の動物が本来の生態系に近い姿で暮らしています。

草食獣はもちろん、ライオンなどの肉食獣に間近でエサをやることができるエサやり体験バスはいつも大人気。ホワイトタイガーやライオンなどネコ科の肉食獣を様々な角度から間近に観察できる「ワイルドキャッツワールド」や、ホワイトタイガーの赤ちゃんとの記念撮影会なども人気です。

園内には遊園地が併設されていて小さなお子さんでも楽しめるほか、レストランや売店ではサファリパークならではの凝った品々が並びます。年間約50万人が訪れる群馬を代表するレジャー施設です。

群馬サファリパークへのアクセス

群馬サファリパークへ行く方法は、電車・タクシー、車の2通りがあります。

電車・タクシーでアクセス

最寄り駅からのバスはありません。下記のどちらの駅で降りても、タクシーを利用することになります。

・JR高崎駅
高崎駅よりタクシーで約40分。

・上信電鉄上州富岡駅
高崎駅より上信電鉄で約35分、上州富岡駅下車。上州富岡駅よりタクシーで約15分。

上信電鉄は高崎駅から出ていますので、電車で行く場合はいずれにせよ高崎駅を通ることになります。早く行くなら高崎駅から、安く済ますなら上州富岡駅からタクシーに乗車します。

ちなみに、最寄りの上州富岡駅からサファリパークまで徒歩で行ったなら1時間20分掛かります。

車でアクセス

上信越自動車道「富岡IC」を降りて、1つ目の信号を右折、1つ目の信号を右折して県道46号を進む、善慶寺交差点を右折して県道193号を進む、群馬サファリパークの緑の看板が見えたら左折して直進。所要時間約13分。

 

・駐車場
第3駐車場まであります。満車になる心配はまずありません。

注意が必要な料金体系

群馬サファリパークの料金体系は少し複雑なので、注意が必要です。

車で行った場合はまず入場料「300円」を払います。そのまま車(マイカー)で動物がいるゾーンに入園する場合は「入園料金」+「ガイドラジオ料金」が、園内周遊バスで入園する場合は「入園料金」+「オプション料金」が掛かります。

ちなみに団体で行った場合は、観光バスでそのまま入園することになるため、園内周遊バスで入園することはできないそうです。

入園料金

大人(高校生以上):2,900円 
小人(3歳~中学生):1,500円
シニア(65歳以上):2,000円
※2歳以下は無料。65歳以上は身分証の提示が必要。

ガイドラジオ料金(車1台につき必ず必要)

乗用車:500円
観光バス・マイクロバス:1,300円

オプション料金(園内周遊バス)

エサやり体験バス:1,500円
サファリバス:800円
獣舎見学ツアー(土・日・祝日):2,600円
エサバスPlus(平日):2,300円
プライベートツアー:平日/1組1台 10,000円 土・日・祝日/1組1台 15,000円

団体料金

<一般団体>
15名以上 大人:1,900円、小人:1,000円
50名以上 大人:1,800円、小人:950円
100名以上 大人:1,700円、小人:900円

<学校団体>
大学・各種大学:1,700円、高校生:1,500円、中学生:900円、小学生:800円、幼稚園・保育園:600円、付添父母:800円
※平日のみ利用可、要事前予約、引率者は1クラスにつき2名無料、幼稚園・保育園は1歳以下無料。

その他、「子供会・育成会」料金もあり。

割引情報まとめ

アソビュー割引

アソビューでは、「群馬サファリパーク」の割引入園クーポンなどが販売されています。おトクに楽しく遊べるチャンスなので要チェックです!

割引チケットを見る

JAF割引

JAF会員証の提示で200円割引になります。

チケット付き宿泊プラン

群馬サファリパーク付近の宿泊施設の中には、入園券付きプランを設けているところがあります。

今回は私たちも近隣にあるホテルの入園券付きプランを利用しました。ホテルのプランを予約すれば、当日ホテルに入園券を取りに行かずとも、サファリパークのチケット売り場で名前を言えば入園料が無料になるシステムで、とても便利で感動しましたよ!

 

群馬サファリパークの営業時間と混雑情報

・入園時間
3月~10月 9:30~16:00 (17:00閉園)
11月~2月 9:30~15:30 (16:30閉園)

・休園日
水曜日
ただし、春・夏休み、ゴールデンウィーク、年末年始の間と祝日は水曜日でも開園。公式ホームページには営業カレンダーが載っているのでチェックしておくと間違いないです。

混雑情報

上州富岡駅や富岡ICから群馬サファリパークへ向かう道は連休中でも特に混雑していないので、渋滞の心配はいりません。ただ、園内は連休中だと入園を待つマイカーの列ができたり、入園しても前の車が詰まっていてなかなか進まなかったり、園内で渋滞が発生している光景を何度も目にしました。

また、園内周遊バスとホワイトタイガーの赤ちゃんとの記念撮影会は大人気イベントのため、一日分の予約が午前中にほぼ埋まってしまいます。サファリゾーンとは別に遊園地が併設されていますが、こちらは連休中でも待つことなくアトラクションに乗れました。

まずは園内周遊バス受付を目指そう!

 

群馬サファリパークは大きく2つのエリアに分かれます。遊園地がある「アミューズメントエリア」と車で入場する「サファリゾーン」です。

サファリゾーンに行くなら、何に乗って巡るのかを入園前に決めましょう。マイカーで巡るか、オプション料金を払ってバスに乗って巡るかの2択です。安価なのはマイカーです。入園料に加えて1台につき500円のガイドラジオ料金が必要です。ガイドラジオは人工衛星であなたの車の位置を把握して、周辺にいる動物たちの説明を音声で教えてくれるスグレ物です。

バスには3種類あります。1番シンプルなのはサファリバス(入園料に加えて1人500円)。シマウマ色のバスに乗り込んで、園内を1周しウォーキングサファリゾーンにも行くことができます。ただ、こちらはバスの中からエサをやることはできず、見るだけです。

1番人気はエサバス(入園料に加えて1人1,300円)です。肉食獣と草食獣にバスの中からエサをあげられるほか、ウォーキングサファリゾーンにも行けます。

最後はバスより一回り小さい4WDに乗って園内を回るレインジャーツアーです。スタッフさんによると「エサバスより人気が薄いけど意外にオススメ」だそうです。バスと違って道なき道を突き進んでくれるので動物に大接近できるほか、車の中から草食獣にエサやりができます。少人数制なのでガイドの運転手さんとも会話ができ、穴場のバスだそうですよ。

今回は一番人気のエサやり体験バスに乗りました。ゴールデンウィークの11:00に来ましたが、残っていたチケットはわずか。何とか15:00のチケットを取ることができました。エサやりバスが目当てで群馬サファリパークに来たのなら、まずは一目散に園内周遊バス受付を目指すべきです。

群馬サファリパークの目玉!「サファリゾーン」

 

食事を取ったり、アミューズメントエリアで遊んだりしているうちにあっという間に時間が過ぎました。発車10分前にゲート前にあるバス乗り場に集合します。座席はチケットを購入した時点で決まっているので、良い席を取るために早く行く必要はありません。ライオンとトラのバスがありますが、私たちが乗ったのはライオンバスでした。

 

まず出てきたのはシマウマ。車の3m横をシマウマが堂々と歩く日常離れした光景に思わず驚かされます。バスでは運転手のガイドさんが動物の説明をしてくれます。ガイドさんの掛け声でさっそくシマウマにエサやりスタート。「来た!食べた!」と車内は興奮の声であふれました。

次に現れたのは巨大な2頭。灰色のシロサイと黒色のアフリカスイギュウです。大きな図体に圧倒されていると、ガイドさんが「おや、サイとスイギュウがケンカしてますね」と一言。見れば灰色と黒色の巨大な体同士がにらみ合っているじゃないですか。

 

勝負はスイギュウの勝ちだったようで、シロサイはしぶしぶ場所を譲りました。

 

次に出てきたのは道をふさぐほどのアメリカバイソンの群れ。この先通れるのかなと思いましたが「バイソンはまだ道を譲ってくれる方ですね」とガイドさん。

そうこうしているうちに園内唯一の駐車場に到着。ここでバスを降りてウォーキングサファリゾーンに行きます。ちなみに、帰りのバスはチケットを見せて来たバスに乗ればいいそうで、集合時間などはありませんでした。

ウォーキングサファリゾーン

 

歩いて回る動物園です。触れ合える小さな動物だけでなく、ホワイトタイガーやライオン、チーターなどの肉食獣もいました。

 

絶滅が危惧されるオオカミが繁殖されていました。パッと見るとシベリアンハスキーみたいですね。

 

つばを吐きかけると注意書きされていたラマ。看板の効果は絶大で、ラマの周りには人が寄りつきませんでした。

ワイルドキャッツワールド

ゾーンの奥にはネコ科の肉食獣を凝った見せ方で展示する「ワイルドキャッツワールド」というコーナーがありました。

 

見上げれば、ガラス1枚を隔ててライオンが真上に寝ていました!ウォーキングサファリゾーンは結構広くて、ここだけで1時間は潰せそうです。

 

バス乗り場に戻ってくるといよいよライオンに与えるエサが配られました。エサは馬肉です。

 

木の上で寝そべるホワイトタイガー。これだけ間近で見られるのは珍しいです!

 

いました、大地に寝そべっているライオンたち。バスが来たら、肉を求めて飛びかかって来るのかと思いましたが、ライオンをはじめ肉食獣の多くが実は夜行性。昼間は寝ていて当然なんです。

 

鉄のハサミで肉をつかんでボスのお口にア~~ン。金網越しに15cmの距離で見るライオンの口は迫力満点!

 

ライオンが見ているのはお肉?それとも、私!?

ライオンと目が合ったかのような非日常体験に大興奮でした!

 

その他、ツキノワグマや日本でここにしかいないスマトラゾウもいました。サファリパーク内には数えきれないほどの動物がいて、どの動物も自然と繁殖を繰り返して、毎年頭数が増えたり減ったりするそうです。本当に自然に近い状態で動物たちが暮らしていることを実感させられました。

 

※掲載されている情報は、執筆時点の情報のため、
詳細は公式HPをご確認ください。
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